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初めて&独りでイタリア旅行した話#9 5日目 ヴェネツィア-アドリア海の女王

こんにちは。初海外旅行&一人旅、そろそろ後半戦に入っていきます。
これまではローマ~フィレンツェを満喫してきました。5日目は待ちに待ったヴェネツィアに入ります。
ARIAの世界観が本当に大好きで、「いつか訪れたい!」と思っていたヴェネツィア。楽しんでいきましょう。

前回はこちら。


B&B フロレンス・ビューはこんな感じでした

今回フィレンツェで2泊したB&B、とても良かったので写真を共有します。
最新設備が揃ったハイクラスなホテルではありませんし、デザイナーズホテルでもありません。しかし、古い建物や家具、こじんまりとした部屋ながら設備は十分で、なにより情緒があり、歴史を感じます。さらに大聖堂の目の前でアクセスが良い!
また泊まりたいと思わせるところでした。次来る時には手料理食べれるかな?

ベッドは大きさ十分。エアコン付きで快適。
照明もオシャレ!
大きな鏡付きのクローゼット。冷蔵庫とTVもあります。
古そうだけど全く問題ありませんでした。
水回りはこんな感じ。清潔感があります。
バスタブもあって、湯船に浸かり疲れが取れました。

5日目の朝

7時、ゴーンゴーンと教会の鐘の音が響きます。昨日訪れたジョットの鐘楼からでしょうか。そんなことを考えながら、湯船につかり、身支度をして、朝食を食べに外に出ます。

B&Bから5分もかからず着いたカフェ「ブルネレスキ」で、トマトとハムとマッシュルームが挟まったサンドイッチ、そしてダブルエスプレッソを注文。
このカフェもローマの時と同じように、地元の人々に愛されているようで、店内やテラスで多くの人々がくつろぎながら朝のひとときを過ごしている様子が印象的でした。

晴れていたのでテラス席で朝食。
イタリアのサンドイッチは塩味がけっこう効いているのが特徴?

B&Bに戻り荷造りをしてチェックアウト。最後にフロントのマダムと写真を撮りました。いい思い出です。

宿泊費はカード払いできましたが、宿泊税だけはキャッシュでほしいとのこと。手持ちの現金が少なくなり、ヴェネツィアでの両替を考えつつ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に向かい、フィレンツェを後にしました。

イタリアの高速列車、予約席が変更されてる?

さて、Italoに乗車した際ちょっとしたトラブルがありました。予約した座席に向かうとすでに他の乗客が座っています。「席を間違えているのでは?」と話すと、どうやらメールで新しい座席が割り当てられているはずだ、とのこと。調べると確かに昨日座席再割り振りのメールが来ていました
日本では考えられませんが、こんなことがあるんですね…

ちなみに今回は進行方向とは逆向きの座席でした。
車窓から見える景色を楽しみながら、2時間半ほどでヴェネツィアに到着です。

お昼ごろ、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅に到着

水の都 ヴェネツィアに到着

ヴェネツィアは、運河とゴンドラで知られるイタリア北東部の都市で、中世からルネサンス期にかけて海洋貿易で栄えました。街全体がユネスコの世界遺産に登録されており、特にサンマルコ広場やリアルト橋が有名です。かつては「アドリア海の女王」と呼ばれ、その壮麗な建築と芸術が現在も多くの観光客を魅了しています。

つい最近は入島税が課税されるというニュースがありましたね。私が訪れたのはその前になります。

駅を出た景色。左側にヴァポレットの停留所やチケットセンターがあります。
水上タクシーのキャッチと思しき人がたくさんいました。

駅を出ると左側にヴァポレット(水上バス)の停留所、チケット売り場があります。今回の旅行では3日間ヴェネツィア観光をするので、72時間券を購入しました。
ほどなくして到着したヴァポレットに乗り込みホテルを目指します。観光客でずいぶんと込み合っています。

今回2泊するホテル・リアルトはその名の通りリアルト橋のすぐ側の立地。ホテルの目の前にヴァポレットの停留所があり、駅からの移動は楽チンです。

ホテルにチェックイン。年季の入ったホテルのようです。外観から内装まで、歴史を感じさせる造り、部屋の窓からはリアルト橋を一望できるロケーションで最高でした。
また、映画ではよく見るポーターが室内まで荷物を運んでくれるサービスは、実は初めての経験で少し驚きました。

部屋からリアルト橋を眺めることができる、最高のロケーション!

サン・マルコ寺院へ

サン・マルコ寺院は、ヴェネツィアの守護聖人である聖マルコの遺体を安置するために建設された大聖堂です。ビザンティン様式を基調とし、11世紀に完成。イスラム建築やギリシャ・ローマの影響を受けた装飾が施されており、内部のモザイク画や大理石の彫刻が特徴です。
サン・マルコ広場に面しており、ヴェネツィアのシンボルとして多くの観光客に親しまれていますね。

ホテルで荷物を整理したあと、軽装になりいよいよサン・マルコ広場、寺院へ向かいます。

ヴェネツィアの道は狭くてまるで街中が迷路のよう。この先の道はどこに繫がっているんだろう?なんて楽しみながら広場をめざします。

細い道や建物の間を抜けて目的地をめざします。ちょっとした冒険気分です。

そういえばお昼を食べていませんでした。近くのスーパーで炭酸水とスナック菓子を買いました。あとでカフェにも行きますし、そこまで食欲もなかったのでこれで充分。

細い路地を抜け、いくつかの小さい橋を渡り、サン・マルコ広場に到着、そして眼前に現れる巨大な寺院。イスラム文化や中東の影響が見られる装飾や、赤みがかった大理石の使い方が特に印象的でした。

サン・マルコ寺院は事前予約していたので、例のごとく予約専用入口に向かいます。リュックなど大きめの荷物の場合入場できないようでしたので、軽装にしたわけです。

中は荘厳な雰囲気。壁画や像などをじっくり見学します。その後階段を昇り博物館、そして外のテラスへ。

テラスからは、ヴェネツィアの街並みや海を一望できます。このテラス、秘密の場所とまでは行きませんが、観光客はそれほど多くなく、広場を行き交う人々を見て、アドリア海の風に吹かれながら、ゆったりと午後のひとときを過ごしました。

サン・マルコ寺院。丸いドームの造りがビザンティン様式の特徴でしょうか。
ARIA聖地のひとつ、水無灯里(とアリア社長)の秘密の場所。
テラスにアクセスするためには専用チケットが必要のようです。

カフェ・フローリアン

サン・マルコ寺院の次は、ここもARIAの聖地巡礼。サン・マルコ広場にあるヴェネツィアで最も有名なカフェ・フローリアンへ。

カフェ・フローリアンは、1720年に創業されたイタリア最古のカフェの一つ。歴史的な人物や著名な芸術家が訪れたことでも知られ、豪華な内装の店内、そして外にはテラス席があり、クラシック音楽の生演奏が楽しめます。ヴェネツィアのカフェ文化を象徴する場所として、多くの観光客に愛されていますね。

テラス席で、カフェラテとチョコレートケーキを注文。銀の容器で提供されるカフェラテや、豪華なチョコレートケーキは本当に美味でした!

建物の中にも席はあるようですが、私はテラス席を選択。
定期的にクラシックの生演奏も行われていました。
ねんがんの カフェラテを ちゅうもんしたぞ!
一緒にチョコレートケーキもいただきました。雰囲気が良くて最高!

ARIA作中では重要なシーンで何度も登場したサン・マルコ広場、そしてフローリアン。なんとも感慨深い時間を過ごしました。

夕食は地元のスーパーで調達

カフェの後はヴェネツィアの街並みを写真に収めながらいったんホテルに戻り、夜になったらスーパー(COOP)で食料を購入しました。夕食はパンとハム、ヨーグルトで簡単に済ませました。

リアルト橋近くのCOOPでお買い物
この豆が練り込まれたハムはそんなに美味しくなかった😭
他はプライベートブランドみたいです


現地のスーパー、日本と違うので結構楽しいですね。食料品は少し高いかな、と感じました。支払いはセルフレジがあり、カードを差し込みPINコードを入力すれば簡単に決済できました。
これなら日本でも慣れているので問題ありません。


5日目のまとめ

今日がヴェネツィア観光の初日でしたが、その歴史と文化に触れながら、貴重な時間を過ごすことができたと思います。
リアルト橋やサン・マルコ寺院など、ヴェネツィアの象徴的な場所を訪れ、その美しさや活気に満ちた雰囲気に、すっかり魅了されました。
また、カフェ・フローリアンでのひとときや、独特の街並みを楽しみながらの散策は、この旅の中で特に印象に残る体験となりました。

スーパーで購入したパンやハムを食べた後、明日のゴンドラクルーズを想像しながらうとうと…気づくとシャワーも浴びず寝ていました。

※6日目に続く。

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