見出し画像

タイトルにも悩みますが

            (約800字)

週末の課題になりました。
今回も、小牧幸助さんの企画に参加させていただきました。

どうしたらオリジナリティを出せるかを一番に
考えました。
皆さんが考える星のイメージは、
きっと宇宙空間に存在するキラキラ輝く星でしょう。それを、そのまま物語や詩にすると
ファンタジーの世界になります。
凍った星を、現実に表現するのが物理的に難しいからです。

星は、凍ったようにみえる白い星の方が、赤い色の星より実際は温度が高いので、現実では白い星の方が凍りにくいといえます。

人間が見ている星は、光が届くのに時間がかかっていて、「グラスに入った星」がそもそも
現実的ではありません。

どうしても現実と近い世界観を表現するのが
目標でした。

私が選んだ「星」は、警察で犯罪の容疑者を指す「犯人」にしました。
まるでロマンティックな要素がありません。

人が死ぬときに使う時間の進行の最後では『最期』と書きます。
それをタイトルにすると、人の死が関わる物語と読む前から分かってしまいます。
それで、平仮名を使いました。

もし、外国語が堪能であれば、別の表現を使いたかったです。

メッセージは、死んだ人間の書いたものが
よいと思い、そこから出発しました。

主人公は身近な存在より健全に生きている。

でも、その出生を健全にするつもりはありませんでした。
姉妹のように育つ間柄に年齢の差を持たせなかったのは、同じ父親が二人の女性と関係を持つ方がリアリティがあるように思いました。

主人公は実の母親を不慮の事故で亡くしています。その理由は謎のままです。
一般的にキョウダイといっても、同じ製造元から生まれたとは思えない程、違いがあっても不思議ではありません。
「バカな子ほど、かわいい」という親目線もあります。

教育実習生は、教師を目指して月子と出会いますが、本当に愛している人の子どもを欲しかったのではないか。

医師が手術で堕した自分の子供を、殺されたと考えて、医師を殺そうと考えるかもしれない。

それで、この物語が出来ました。

細かいところは、想像にお任せします。

誰が誰を想っているのかは、簡単には分かりませんから。




この記事が参加している募集

#スキしてみて

529,975件

#振り返りnote

86,598件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?