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バレンタインデーに、カエル化しないでほしい💘

            ( 約900字 )

誰かのために なったのだろうか
傷つけてきたばかりじゃなかったか

家族に言われた

「あんた、ものすごい冷たいとき、あるね」

片想いしている人から言われた

「近づけたと思っていても、急に、
 ガシャーン、って心の扉が閉じるよね」

友達から言われた

「天使さまじゃないか、って思うときがある」

‥‥友達は、そう言ったかと思えば、
胸を触らせてくれ、と続けた。
触り心地が良さそうだからと。
女子を好む女友達じゃない。
明るい教室の昼下がりに。

私は、
天使さまじゃないけど、胸を掴まれた。
天使さまは、断るのだろうか。

そういえば、天使は両性具有だったか。

憧れと現実は、
驚くほどの距離があり、現実になったとしても、憧れは憧れの方が良かった、とか。
そういうことは、ある。

それに対して
「カエル化現象」というのが、最近の若者の間で流行っていると聞く。
好きな人が振り向いてくれた途端に気持ち悪く感じる、という現象。

・・・意味がわからない・・・

どこで、恋愛が成立するのだろう?
好きな対象に振り向いてもらえたら、嬉しい感情でなく、自分を好いたことに気持ちが悪いのだろうか。 

どう考えても、自分を好きすぎる人としか思えない。
本当のところは自分が一番好きで、
自分が嫌いと思い込んでいる哀れな自分を好きになるあの憧れのアノ人は、頭がおかしい、とか?
15年位経ってから、好きな人を振った武勇伝にするのかな。

説明されても、カエル化現象が分からない。

ひとは、色んなところがあって当然。

私は、冷たい性格だと言われた過去があるが、今、家族にそれを告白したところで、誰も得をしない。
相手を困らせるだけ。

意外に優しいんだ、って 
ひとに言われたら、
(意外、と言われたことは流して)

「今更、気づいたの? それ、言われたの、50人めだよ。遅いねぇ、私の良さに気づくの」

と、言うことにしている。

言われたことを忘れないでいることは、
自分をみつめることの出来るヒト。 

死んでしまって会えない人がくれた言葉は、
ずっと一緒に胸の中で生きてる。

それを糧にして、辛い現実を乗り越えた友達もいる。

言葉は、色褪せなくていいんです。

もらった言葉は、大切に心の引き出しに
しまっておこう。
ときどき取り出して誰かを想う。

バレンタインデーに、
本命に振り向いてもらえたら、
カエル化しないでほしい。


言葉の傘をさそう🌂



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