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ミュージシャンは食えるのか

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2017年1月からブログにて連載している「ミュージシャンは食えるのか」シリーズを再編集し、古いものから順に連続で読めるように並び替えてまとめました。
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2017年3月の記事一覧

ミュージシャンは食えるのか。目次

ミュージシャンは食えるのか。この永遠のテーマを追いかけてずいぶん経つ。17でギターを始めて…

知花竜海
7年前
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生活全てを表現活動に、歩んできた道を全て作品に

これまでアーティストとしての自分の世界観を表現する為にはプライベートの露出は必要ないと思…

知花竜海
7年前
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一度目のピーク

20年間のピークは実は結構早くて、一度目の盛り上がりは21歳の頃。バンドDUTY FREE SHOPP.を結…

知花竜海
7年前
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二度目のピーク

2003年に留学から帰国後、完全に浦島太郎状態になった僕は、そこから不在の期間を取り戻そうと…

知花竜海
7年前

引き際を間違えた話

夢みたいな状況は長く続かなかった。 アルバム契約があと一枚残っている状態でスタジオでプリ…

知花竜海
7年前

音楽で食っている。

幸いなことに当時DUTY × カクマクの制作でお世話になったイガルー・サウンドスタジオの厚史さ…

知花竜海
7年前

隙間産業で食っている。

27歳、僕はうつの手前までいって音楽制作の会社を辞めた。 若い頃は華やかな音楽の世界に憧れていたが、制作の仕事を通してつくづく自分はその世界には向いていないと痛感した。 あの時、辞めれと言ってくれた妻には本当に感謝している。 もう音楽の仕事は出来ないと思っていたが、ありがたいことに制作の以来やリピーターは途切れなかった。辞めたあともこれらの依頼は全てフリーで受けているが、守備範囲がすこし変わった。隙間産業というか、音楽にも色んな需要がある。今僕が主に手がけているのは趣味

ソロでやると覚悟を決めた話。

隙間産業を見つけて、やっと音楽での生活が少し安定し、そろそろ自分の作品を形にするかと思っ…

知花竜海
7年前

アルバム制作に100万突っ込んだ!!

アルバム「新しい世界」は背水の陣で臨んだ。 貯金全額100万円をつぎ込んだ。 当時31歳、子…

知花竜海
7年前
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「両思い」の音楽。

アルバム「新しい世界」制作の「裏目標」として掲げたのは、音楽パートナー探しであった。 今…

知花竜海
7年前

バンドへの退路、執着を断つ

米須雄作とサキマジュンというマルチプレイヤー二人と出会い、トリオ編成で数々のステージを共…

知花竜海
7年前

ロックとポップスの狭間で

バンドからソロになるということは、ものすごい乱暴な言い方をしてしまえば、ジャンルの分類が…

知花竜海
7年前

セカンドアルバムへの道、一歩目。

新しい世界から実に四年の月日を経て、シングル「海鳴りの島」は世に出た。 1stアルバム「新…

知花竜海
7年前
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仕事とプライベートの境界を無くす。

僕が「音楽で食っている」状況を作る為にはちょっとした秘策があった。 それはお金に関して「仕事とプライベートの境界を無くす」ことだ。 正確には仕事とプライベートの境界が無くなった「からこそ」食えるようになった。 元々赤瓦レーベルは2003年に北京留学から帰国した後、自分の作品を自主リリースする為に立ち上げた看板だった。とはいえ正式な会社ではない。あくまで発売元が「個人」である訳にいかないので便宜上の名義だ。始めはボランティアで手伝ってくれるスタッフもいたが今は完全に俺一人だ。