桃ちゃんは命をとりとめた

くも膜下出血で倒れた桃ちゃん。
救急で運ばれた病院の先生方の尽力で一命をとりとめました
「手術中に再出血したら、その時は難しいかもしれません」
そういわれていたけど、桃ちゃんは頑張りました

先生から呼ばれて、症状の説明を受けました。
その時には、太ちゃん(私の兄)一家も病院に駆けつけていて
一緒に説明を受けました。

桃ちゃんの頭の中は、血でいっぱいでした。
頭の中の写真を見せてもらいましたが、黒い血のシルエットがたくさん。
破裂した瘤も大きい。

「これだけの出血なので、命が助かったのは本当によかったです。
 ただ、くも膜下出血の場合、これから2週間くらいの間の山があります」

「脳血管攣縮(のうけっかんれんしゅく)といって、血管が細くなる症状を 起こすことがあります。
 これを起こすと死亡してしまう可能性もあります」

わたしはすごくすごく冷静に先生の話を聞いていました。
一緒にいた家族も冷静に聞いていたと思います。
でも、これからのことを考える余裕はなかったように思います。

入院のためにいろんなものを用意しなくてはならない。
おむつとか、おしり拭きとか、歯ブラシとか。

説明をしてくれた看護師さんに
「明日以降で急がなくても大丈夫ですからね」と言われた記憶がある。
でも
「明日には絶対持ってきます」と
変な気負いを見せて、明日すべてをやらねば、と使命感にあふれていたことをうっすらと覚えてます。
なんだったんだろう。

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