日常の中で、扱う情報が増えてくると、いよいよ日記を開きたくなる。
あえて立ち止まって、言葉に表したくなる。
言葉を使って整理整頓して、すっきりと前に進みたいんだろう。
だから、文章を書くことで自分の中では満足感があったとしても、読む人にとって「いい文章」かどうかは、わからない。
ただ、心からの言葉を話しているから、誰かの心には届くのかもしれない。
早朝に起きて、ほぼ毎朝、犬の散歩に行く。
この季節、去年はロードバイクで、明け方の無人の街を走り回るのが好きだった。
だけど、3ヶ月前に我が家に仔犬がやってきてからは、朝に仔犬に運動させることの方が大事になってしまった。
子どものための時間。
仔犬のための時間。
誰かのための時間。
日常の中に占める、自分以外の誰かのための時間がたくさんあるというのは、いいものだ。誰かのためであって、自分のためだと感じる。
だけど、この時間を「いい時間」にし続けるためには、改めて仕切り直して「自分のための時間」を確保することも、重要事項となる。
好きな人たちに会える時間は、嬉しい時間だけど、一人になるためにどこかへ向かうとき、やっぱり私はワクワクうきうきしている。
友人に依頼されて、今週末、茅ヶ崎のライブハウスで音楽を奏でることになった。30分の持ち時間で、好きにやっていいそうだ。
初めて一人で、喫茶店以外の場所で演奏をする。
考えると、つい肩に力が入る。
だけど、多分、私がやることは、「大それたこと」じゃなくていいはずだ。
「肩の力を抜いた音楽」「日常づかいの音楽」
私にできることは、そのくらい。
「そのくらい」と言いつつ、とても大切な音だから、とても大切に奏でてこようと思う。
最近、自室で音楽を奏でていると、犬が近くに寄り添っていることが多い。
いつもは、遊んで遊んでと、おもちゃを持ってきたりするのだけど、ギターを奏で始めると、スッとそれをやめる。
近くに寝そべって、聴いているのやら、いないのやら。
ギターケースや私の膝に、小さな顎を乗せて、すやすやと眠り始めたりする。
技巧はどうあれ、犬が逃げ出すような音楽ではないことだけは、証明された。そこだけは、自信持ってやろうと思う。
文章と同じ。
私にできる、最大限の、心からの音楽をするばかりだ。
もしライブイベントに興味を持ってくださった方がいましたら、よかったらお越しくださいませ。
私は18時頃から30分くらい、演奏します。
7月9日(日)
5:00 PM - 8:30 PM
@Froggies 茅ヶ崎
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