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千明の神様日記 〜全てのものは自分がより良くあるために。祈りすら、私のために授けられたものだ〜

バリ哲学を
習っていた時のこと。
バリ人の先生が
とても印象的なお話を
してくれた。
 
 
「私はお寺に行っても
 違うな、というフィーリングを感じたら
 お祈りはしません。
 ゴミ拾いだけをして帰る事もあります。
 それをするのは
 お祈りをすることと同じでもあります。
 
 奥さん(バリ人)であっても
 ‘お祈りして’と私に
 強制してきたことはないです。
 お互いの感覚を
 尊重しあっています。
 
 自分のフィーリングを
 何より大切にすること。
 そして、どんなに近しい関係の人にも
 なにかを押し付けないこと。
 どんな時も、
 そこにあるのは
 その人自身と神とのやりとりです。
 そこに他人は、介入できません」
 
 
同じ宗教を
大切に信仰している
夫婦であっても
お祈りを強制しないこと
口を出さないこと
相手と神様とのやりとりを
尊重すること
 
先生のその姿勢は
わたしにとっても
とても大切なことに思えた。
 
 
 
***
 
 
 
現地の友人である
チャーリー(バリ人)に
お願いして
お寺に連れて行ってもらっていた時。
 
 
「ごめんね、Chiaki
 僕はここのお寺は
 初めていく場所だから
 お祈りはできないよ。
 中にはひとりで入ってくれるかな?」
 
 
こんな風に言われる事も
多かった。
 
 
「えっ?!
 私だって初めてくるお寺だし
 どこにどのお供物をして
 どんな順番で、とか
 全然わからないよ!😧
 なんで初めてだとお祈りできないの?」
 
 
と聞くと
 
 
「僕はまだ
 この場所のことを何も知らないから。
 1回きてフィーリングが合えば
 2回目からは
 お祈りができるけれど、
 今日は、できない。
 どのお寺も
 全く違うエネルギーを持つ。
 まずは、その場所を知ることが
 僕にとっては大切だから」
 
 
と言っていた。
 
 
他にも
 
 
「今日は、
 このお寺ではお祈りできない。
 もししたら、
 自分のエネルギーが空っぽになって
 一歩も動けなくなっちゃうから。
 Chiakiここから先は
 ひとりで行ってきてね」
 
 
など言われる事もあり
 
 
ちょっと〜〜😂
何のために
ドライバー兼ガイド的な
お仕事をお願いしとんねん!
これじゃあ、意味ないじゃん!
 
 
と、私自身
戸惑ってしまう部分もあった。
 
友達として頼んで
お礼にその時のフィーリングの
金額を支払う、という
スタイルだったため
無理にお願いもできず
なんとも絶妙だった。
(金額をチャーリー側で決めてもらうか、
 私が感じた金額にするかは
 話し合った時に
 後者の方がいい、
 僕たちは友達だから、
 と言われておりました)
 
 
結局自分で一生懸命
インドネシア語で
お坊さん達に確認しながら
お祈りしていた時も多かったな😂

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今思い出すと
シャーマン修行の師匠達からも
 
 
「ごめんね、
 今ここでは自分は
 お祈りできないよ。
 エネルギーバランスが
 おかしくなっちゃうから。
 Chiakiとマデさんで行ってきてね」
 
 
と言われる事も結構あったなぁ🤔
 
 
マデさんなど、
ガイドとして
しっかり仕事をしている方に
頼んだ時はもちろん
いつでも中までついてきてくれて
一緒にお祈りしてくれました。
 
 
 
 
***
 
 
 
こういった
チャーリーや師匠たちとの
やりとりを重ねる中で
 
「?😧」
 
となっていた部分が、
バリ哲学の先生との話を通して、
ようやく理解できた気がした。

(満月の夜の海辺の祈り)

 
そして
徹くんとの関わりの中でも
しっかり気をつけていきたいなぁ、
と思ったな。
 
まだバリに
来たことがない徹くん。
彼には、彼だけの形の
バリ島との関わりがある。
 
バリ島って本当に面白い島で、
サーフィンで
毎日海にいる人もいれば
大自然の中で
ずーっとヨガをされている方もいる
伝統工芸を習っている人もいれば
リタイアメントビザで
南の島でゆっくり過ごされている方
超高級リゾートで
リッチな暮らしをされている方もいる
私のように
神様ごとやセレモニーに
たくさん参加させてもらう人もいる
 
ほんっとに、
多種多様な付き合い方ができる
小さいけれど、器の大きな島。
外国人同士だと、
同じ島に住んでいるとは思えないほど
見ている島の顔が違う方も
たくさんいらっしゃった。
 
それは、
バリ人たちが本当に優しく
広い受容力で
私たち外国人を
受け入れてくれているからだと思う。
宗教が違っても、無宗教でも
違いを笑顔で受け入れてくれる
あたたかさ。
それは
バリヒンドゥーの宇宙観を通した
生き方から育まれているものだと感じた。
 
 
***
 
 
 
ひとりひとりの人と
バリ島の関わりがある。
 
 
徹くん自身もバリに来た際は、
私が全く知らないバリ島を
見ていくだろうし、
出逢う人も、仲良くなる人も
わたしとは
全く違う可能性が高い。
 
0から1を
徹くんの道でつくっていく中で
それに触れさせてもらえる日が
楽しみだなぁ、と思いました💐
 
 
 
***
 
 
 
そんなこんなで、
日本に帰ってしばらくした後
神様からこんな言葉をいただいた。
 
 
 
『全てのものは
 自分のためにある。
 神への祈りですら
 お前が良く在るためのものだ。
 決して人に
 おしつけるものではない。
 それぞれの道で繋がり、
 得ていけばいいのだから』
 

 
私が出逢う全てのツールは
私のためにある。
私が良くなるために
出逢ったもの、
授けていただいたもの。
 
そのツールは人によって様々。
 
ご縁があった方に
いただいた知恵や方法
知識をお分けしていくことは
大切なことだけれど、
いちばんは、
それぞれの世界を尊重していくことが
大事なんだなぁ、と気付かされました。
 
 
 
お互いのスタイルを大切に
学び合うような気持ちで
生きていきていなぁ、と
感じたのでした☀️

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