子宮粘膜下筋腫の手術

２０２３年５月
２泊３日で入院＆手術をしてきました。
術式は子宮鏡下子宮筋腫切除術
麻酔は腰椎麻酔です。

スケジュールを入院前に看護師さんから説明されました。
一番気になったのは
手術の前の”子宮の入り口を広げる処置”です。
この重要な処置、人によっては気絶するほどの痛みを伴うらしい！！
私は子供２人いますが、２人とも帝王切開だったので子宮の入り口が狭い…より痛みを感じる可能性がありそうです。
看護師さんから
「この痛みさえ乗り越えればあとは手術は麻酔だし楽ちんよ、がんばって！」
と不安にしかならないエールをいただきました。

入院１日目
この日に前処置の予定だったので、ドキドキしながらベッドで待っていたのですが、先生が忙しく、翌日に変更となりました。やるなら早くやってほしかったよ・・
すんごく暇なので、Huluで渡る世間は鬼ばかりをシーズン1をひたすら視聴
（←懐かしい！長いけど面白い！）

入院２日目
新人の看護師さんから２度点滴を失敗されました。
痛いよ、、思ってもない痛みだったよ、、( ﾉД`)
そしてやってきた超絶痛いと噂の前処置！
先生も看護師さんもすごく優しく声をかけてくださいます。
先生「ごめんね、がんばってね」
声のトーンに思いやりがあって勇気づけられます。ありがたい。
看護師さん「深呼吸して、吐く息をながめに」
何をされてるのかよく分からないけど、そんなに痛くないぞ？と処置中は感じました。
「おわりでーす」
その瞬間
「いたたたたたｔ」生理痛の何倍もの痛み！これは痛い！でもおわったんだ
…よし！あとは楽しよう
看護師さん「はい、１回目終わりです」
１回目…！？
私「あと何回あるんですか！？」
看護師さん「数時間後あともう１回やりますよ」
それ先に言ってよー
解放感味わってしまったじゃん！
歩くのがやっとの痛みの中「渡る世間」を再びみて気を紛らわせました。
２回目は１回目よりはいくらかマシでしたがやはり痛かった;

そして手術
手術の麻酔は、脊髄くも膜下（腰椎）麻酔です。腰から注射して下半身のみ麻酔が効きます。
帝王切開で過去２回経験しているので恐怖心はなかったのですが、やはり緊張しますね；血圧上がる上がる
血圧が落ち着いたころ
麻酔→手術スタート
先生は「大丈夫？痛かったら遠慮なくすぐ教えてね」と頻繁に聞いてくれました。なにかやられてる感触はありますが、痛くはありません。
私は超ド近眼なのでぼやーっとしか見えませんが、そのかわり機械やモニター、水など色々な音がよく聞こえます……………

３０分くらいで終わると聞いていたんだけどなんだか長い、まだ？？
電気メスかなんかの匂いが臭くて気持ち悪い

時間が経つ度にどんどん不快になってきました。
痛いんです。

先生は作業にどっぷり集中していて「痛くない？」とはもう聞いてはくれません。

まだ我慢できる痛みだし、邪魔しちゃ悪いよな…
はぁ痛い…
痛いな…
痛い…？
ん？これはもしかしたら痛みじゃない？
いや、痛いでしょ…
あれ、痛いって何だっけ！？
おバカな自問自答しながらやせ我慢。
早く痛いって言えって感じですよね～(;^_^A
１０分後
私「すみません、ちょっと痛いです」我慢の限界を超え、先生に訴えました。
先生「そっか！ごめんごめん！いま点滴入れるね～」
痛みを和らげる麻酔を入れてもらいました。もっと早く言えばよかった

手術は無事終了
麻酔かけたのに　こんなに痛いなんて聞いてないよ
トホホ
手術が予定より長くなったのは出血量が思ったより多かったからだそうです。

３日目
手術中の出血量から退院できるか微妙なところでしたが、なんとかオッケーが出ました。

退院翌日
ん？
なんだか頭がめちゃめちゃ痛い！！！
横になってればなんともないのですが、起き上がると頭をハンマーで殴られたような尋常じゃない痛みが続きます。
原因は麻酔の合併症でした。脳脊髄液が麻酔の針穴から漏れることでおこるそうです。最後の最後までやってくれるよ全くぅ(;´Д｀)
説明同意書には時間の経過に伴い消失すると書いてあるので、時間が経つのを待つしかありません。私の場合は４日続きました。
ロキソニンを飲んでも効かず、トイレへいくのもしんどかったので結構きつかったです。
その後生理１日目くらいの出血がだらだら続く以外
どこも痛みもなく元気になりました!(^^)!

今回の入院手術、退院後含め
感想を一言でいうと

痛かった…

点滴失敗の痛み
生理痛の何倍もの痛み
手術中の痛み
麻酔の合併症の頭痛

いろんな種類の痛みを経験したなー
この記事ひとつで「痛」を何回か書いたんだろう(笑)

でも、それは
生きてるって事なんだな～
としみじみ

改めて先生やスタッフの方々、家族、友人、関わる人すべてに感謝！！