【日本のみんなに伝えたいこと】No. 10

日本では今、生活に様々な変化が起きていると思います。でも、その変化は世界中で時差的に起きていることなので、何も日本だけではない。だから、安心してください。
いろんな情報がきっと溢れると思います。イタリアもそうでした。必要な情報はゲットした方が良いけれど、自分が信じられるかどうか不安な情報は疑いながら読むようにしましょう。難しいかもしれないですが、東日本大震災の時をちょっと思い出してみてください。あの時も、たくさんのデマが流れ、みんな振り回されていたことを。私達は、学習することの出来る人間のはずです。

私の経験から、思いつくことを書きます。

スーパーにも人が溢れるかも知れません。なので、少し落ち着くまでは、無理して買い物に行かずに、今ある食料で何とかしのいでください。こういう時こそ冷静に、1週間の献立をじっくり考え、何が必要か、メニューが偏らないように考えてから、お買い物リストを作ってから行きましょう。必要以上にウロウロしたり、じっくり品定めしていっぱいいろんな商品を触らないことも大事です。
もし、ない商品があったら、変にこだわらずに、臨機応変に行きましょう。そして、スーパーでは可能な限り、人との距離を取りましょう。自分のために、他人のために。スーパー内の人数制限や、入店まで、そして店内でソーシャル・ディスタンス(1メートル以上の人との距離)を取ることは、今ではイタリアでは常識です。
そして、可能な限りお金で払わずに、カードを使いましょう。お金を触ってしまった場合は、すぐにアルコール消毒しましょう。

マスクは、おうち生活を始めれば、圧倒的に使用量が減ります。なので、必要度の高い人に回していきましょう。

おじいさんおばあさんが一人で暮らしている場合は、デリバリーサービスやボランティアサービス(これはイタリアでやられているが、日本はどうなのかな?)を使うなど、高齢者や病気のある人が外に出なくていいように、とにかく工夫して行ってほしい。

一緒におじいちゃん、おばあちゃんと住んでいる場合は、出来るだけ空間を分けて共有するものがないようにする。

大事な人の顔を見たい、会いたい。
でも、その気持ちを我慢できないせいで、その数日後、顔も見れない、お見舞いも出来ない、最後のお別れもお葬式も出来ない、そんなことになるのなら、今は会うのを我慢しておこう。

私達の生活を守ってくれる様々なサービスを続けてくれる人達、どうしても仕事に行かなければならない人達の危険が少しでも減るように、とにかく外出をしないで。

もし身近に外国人が住んでいる人は、もしコロナにかかったらどうすればいいのか、今どういう状況なのかを伝えてあげたり、日本語が得意じゃない人を助けてあげてほしい。

これから、間違いなく、感染者も、重症者も、死者数も、どんどん増えていきます。毎日カウントされる人数が、確実に増えていきます。その増え方に、きっとみんなが恐れ、怖い、どうなるんだこれから、、という気持ちを抱くと思う。
私達もそうでした。でも、健康で、医療者じゃない人間にとって、出来ることは『家に居ること』しかない。
健康でいられること、家があることに、感謝しよう。
好きなように行動出来ないことに文句や不満を言うのを、やめよう。
大袈裟さだと言われてもいい。それは自分や周りの大事な人を大事にしている、当たり前のことです。大袈裟だと言う人は、命を大事に出来ない、相手への気遣いや思いやりの持てない残念な人です。
自分の行動で、医療の最前線で常に危険に身をおいて働いてくれている医療者の皆さんを邪魔するなんて、恥ずかしくて、おこがましくて、恐ろしくて、地球がひっくり返っても出来ないことなんだって、どんなおバカでも気付く日が来るでしょう。
もしそれが来なければ、日本は感染拡大を止めることが出来ず、大変な損失を出すことになるでしょう。取り返す事のできない、無差別に失われていく命、そして日本の医療が崩壊します。

正直言って、日本のロックダウン(行動自粛)は、ヨーロッパが暗いトンネルを抜けた頃まで続いている可能性も高いと思います。
ちょこっと自粛したら解決されるウイルスじゃないんです。気付いてほしい。まだ、信じられないかもしれないけど、自分の目で確認するまで信じなければ、その時はすでに遅しです。

とにかく、日本の皆さんが、健康でいてくれることを願っています🙏
それぞれの場所で、stay home🏠🙌❤️

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