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イモづる読書【その37】書いてみせます・・初めての短編小説! その11〈 Learning 〉-11 エンドマークをつけるために-10 ログライン(プレミス)とコンセプトどうちがう?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

ログライン(プレミス)の調査中に、映像制作では「コンセプト」という言葉をよく使うけど、プレミスとどう違うの?
同じことじゃないかという気になってきました。
ログライン的なものは、プレゼンのキャッチコピーや、広報のキャッチとして作成します。
プレミス的なものは、映像制作では「コンセプト」と称してプレゼン用ドキュメントや発表用の原稿に使いますし、準備稿は「コンセプト」を発展させたものです。


ログライン(プレミス)と「コンセプト」はどう違うか?

この答えは、
ラリー・ブルックス (著), シカ・マッケンジー (翻訳) の
工学的ストーリー創作入門』と『物理的ストーリー創作入門
に明確に書かれていました。

この2冊の書籍は、題目のユニークさで気になり入手した記憶があります。
その時点では、「構成」に注目していましたが、本棚の片隅に眠りつづけていました。【うん、ほんまやで!】
今回のログライン(プレミス)調査で日次に目をとおし、「ログライン、プレミスって項目ないし・・・・・と一旦、リストからはずしましたが・・・・・
コンセプトという言葉がひっかかっていました。
そろそろ、ログライン(プレミス)をまとめ上げようとしていて、ちょっと気になっていた、『工学的ストーリー創作入門』と『物理的ストーリー創作入門』の「コンセプト」を読んでみました。

ログラインについては言及していません。
プレミスについては、「前提」となっています。
プレミスの直訳・・(推理を行なう時の結論の基礎となる)前提
本文中に『前提(プレミス)」とありますから、「前提」を「プレミス」と置き換えて読んでもさしつかえないでしょう【シランケド】

さて、「コンセプト」です。

位置付けは、アイデア→コンセプト→プレミス→プロット

アイデアはコンセプトの一部、コンセプトは前提(プレミス)の一部。
前提(プレミス)はコンセプトの拡大版とも明記してあります。

というように、アイデアを「物語の土台になり舞台になるもの」にまで引き上げ、プロットへ引き渡す役割です。

『工学的ストーリー創作入門』と『物理的ストーリー創作入門』では、
コンセプトに関しては、『工学的・・・・・』だけで十分です。

まとめ

アイデア・コンセプト・前提(プレミス)をごちゃまぜで使っています。
混乱の原因は、アイデアの出どころです。アイデアところ構わず【デキモノか】

アイデアは四要素(コンセプト・人物・テーマ・構成)どこからでも生まれます。

アイデアでいきなりテーマが浮かんだり、ちょっと粋なキャラクターイメージや、これや!天才ワンフレーズがひらめいたりします。
工学的ストーリー創作入門』と『物理的ストーリー創作入門』では、きちんと分けて指南してくれます。【うん、ほんまやで!】

アイデアを物語用に進化させたものがコンセプト
コンセプトは物語の土台になり舞台になるもの

『工学的ストーリー創作入門』と『物理的ストーリー創作入門』
は半年づれて連続上梓され、『工学的・・・・・』が基で『物理的・・・・・』が続編という位置づけのようです。

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