雪解けの日は来るよ
暖冬だからって気を抜いていた。
ここ最近、普通に寒い。
例年より雪は少なくて快適だけど、なかなか春にならないあたりはさすが東北。
いつも期待させておいて裏切られる、悲劇のヒロイン気分をやっぱり今年も味わっている。
でもこれ、人生も同じだなって思う。
いい調子だな〜気持ちがほかほかしてるな〜と思ったら、次の日には落ち込んでいたりする。
はっきりとした理由があるときばかりじゃなく、何でだろうって思うときもあるよね、きっと。
でも、私たちは機械じゃなくて生き物なのだ。
気温が機械的に1度1度変わるわけではなく、上がったり下がったりを繰り返しながらだんだんと変わるように。
いつのまにか気づくと季節が移っているように。
同じように、私たち人間も日々上がり下がりを繰り返していく。
色々なことを管理されがちな世の中、便利な機械とともにある生活、日々成長を求められる風潮がある中だと、ついつい生き物として当たり前のことまで忘れがちになる。
不規則性、揺らぎがあることが生き物の魅力でもあるのにね。
それに、厳しい寒さがあるから野菜がおいしく育ったり、寒さゆえの文化が生まれたりする。
どうせ寒さがやってくるなら、気持ちが落ち込む瞬間がやってくるなら、それすらまるごと自分の人生に生かしちゃおうって気持ちでいたいなとも思う。渦中にいるときはそんなこと思えないけれど。
とりあえずね、大丈夫じゃなくても大丈夫。
自分のこと責めなくていいよ。
雪解けの日はちゃーんと来る。
雪解けを待つこの街で、そんなことを考えた3月のはじめ。
心穏やかな週末を過ごせますように〇
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