ASDと愛着障害②


前回は、ASDについて書きました。

今回は、ASDと共に診断された、
愛着障害について書きたいと思います。


愛着障害とは、、、

「愛着障害」とは、主たる養育者との適切な愛着関係が形成できなかったことによる障害の総称として用いられる心理学用語です。医学・心理学で様々な定義や考え方があり、用語の使い方として正確なコンセンサスがないというのが実情です。

https://h-navi.jp/column/article/35026098


愛着障害は、親のせいだけではなく、
それ以降に出会う人や環境も関わってきます。


では、なぜ愛着が大事なのか?

愛着は、人格のもっとも土台の部分を形作っている。人はそれぞれ特有の愛着スタイルをもっていて、どういう愛着スタイルをもつかにより、対人関係や愛情生活だけでなく、仕事の仕方や人生に対する姿勢まで大きく左右されるのである。

http://www.clinic.kokoro-support.net/menu2-n.html


愛着障害の主な原因は?

・養育者との死別・離別などで愛着対象がいなくなってしまう
・養育者から虐待やネグレクトを受けるなど、不適切な養育環境で育てられた     
・養育者が子どもに対して最低限の世話はするものの、無関心であったり放任したりしていた
・養育者のような立場の大人が複数いて、世話を焼いてくれる人が頻繁に変わってしまっていた
・兄弟差別など、他の子どもと明らかに差別されて育てられた

https://h-navi.jp/column/article/35026098

などがあります。
いくつか当てはまります(笑)

基本的に愛着障害は、子供の頃に分かるものです。
しかし、近年では大人になってから分かるケースもあるようです。

私も大人になってから分かりました。


●大人の愛着障害の特徴

◇情緒面
・傷つきやすい
・怒りを感じると建設的な話し合いができない
・過去にとらわれがち、過剰反応
・0か100かで捉えてしまう
・意地っ張り など
◇対人関係
・親などの養育者に対して敵意や恨みを持つ、または過度に従順になったり、親の顔をうかがう
・親の期待に応えられない自分をひどく責める
・人とほどよい距離がとれない
・恋人や配偶者、また自身の子どもをどう愛すればいいかわからない など
◇アイデンティティが確立できない
・キャリア選択がうまくできず時間をかけた割にわずかな見聞や情報で決めてしまう
・自分の選択に対する満足度が低い

https://h-navi.jp/column/article/35026098?page=2


●大人になってから愛着障害を克服するには

最も大切なこととして、幼少期に満足に得られなかった、愛着形成のための愛情深いスキンシップやコミュニケーションを補ってあげることが挙げられます。大人になってしまうと実の親と子どものころのように密にやりとりをする、ということが難しいかもしれません。その場合は、恋人やパートナー、教師や友人などとのやり取りが愛着障害の克服の第一歩となることがあります。

https://h-navi.jp/column/article/35026098?page=2


また、
いざという時に、頼れる人や守ってもらえる拠り所
を形成することも大切になってきます。
それを、安全基地といいます。


愛着障害は、発達障害の症状と似ているため、しばしば混同されることもあるようです。

しかし、

発達障害→先天性のもの
愛着障害→後天性のもの

という違いがあります。
それぞれの症状が、発達障害から来ているものなのか、愛着障害から来ているものなのか
慎重に探っていく必要があるのかもしれません。


私は、下に弟がいます。
そのため、差を感じる事は当たり前みたいな感じでした。家に居場所がないと感じる事もありました。

また、誉められたりした記憶もあまりありません。
テストで100点をとっても誉めてもらえない。
しかし、弟は70点取っただけでも誉めてもらえる。

何でこんなに違うのか?と悲しくなった記憶もあります。

また、「産まなきゃよかった」などと
存在否定のような事を言われたこともあります。

スキンシップも元々あまりありませんでした。

だから友達にハグされるのちょっと嬉しいのかもしれない(笑)
自分からハグは照れくさくてできないけど(笑)


いまだに人との付き合い方が下手で、
見捨てられ不安が強いです。
人間嫌いの人間好き
みたいな、ツンデレみたいな人間関係の構築の仕方で、
少しでも優しくされると相手を過大評価してしまい
それが逆にプレッシャーを与えてしまったりして
うまくいかないこともあります。


とりあえず、まずは
安全基地
を確立できたらいいなと思います。



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