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嗚呼、悲しき無償労働 その10


こんばんは。今日も無償労働をうまく断る方法について考えを少し巡らせてみます。

前回述べたとおり、筆文字の作成を依頼された時にすかさず料金の説明を始めるというのがよくある対抗策かなとは思うのですが、無償労働を持ちかけてくる相手は何といっても手ごわい。断ってもことわっても簡単には引き下がってくれません。

口頭で料金体系を説明しても「今、思いつきで言っているだけではないの?」と疑われそう、という懸念もあるのでいっそのこと

事細かな「料金一覧表」

を作成しておき、それを常に携帯するというのがいいのかもしれない。

無償労働を持ちかけられそうになったらすかさずその一覧表を取り出し、相手に見せながら「その場合でしたらまず着手金○円、追加1文字につき○円、修正案1回あたりプラス○円、データ入稿の場合は……」と料金体系の説明を朗々と始める。着手金って……弁護士か何かですか、という気もしますがこの際断れたらもはや何でもよいのでそこはスルーで。

まあ、それでもなお「すぐ書けるでしょー」「ちゃちゃっと書いてくれたらいいから」「金取るの?」「ケチ」等々、お決まりの猛口撃を受けると思うので、その場合本当にどうすればいいのでしょう。

怖いのが、そういう非常識な輩(輩呼ばわり)が日常生活のどこに潜んでいるのかがわからないこと。

以前、勤務していた職場の経理担当事務職員から無償で書かされそうになって腰を抜かしたことがあります。普段、わたしたち職員が交通費の不正受給をしていないか目を光らせている、そんなあなたが?わたしに?タダ働きを命じますか?

それこそ不正でしょうに。

あと、地味に嫌なのが「じゃあ、書かなくてもいいから、道具一式貸してくれる?自分で書くから」っていう謎の妥協案。

何の妥協なの?

何でわたしの道具をあなたに?

変にこねくり回されてて筆が使い物にならなくなる哀しい未来がたやすく想像できますね。

あと、紙や墨などの消耗品についてですが、レンタカーの満タン返しみたいに使った分をちゃんと返してくれるのでしょうか?

(ちなみに今までに一度も返してもらえたことはないです)

さて。

何度か言ってきたことですが、もう一度。

自分で出来ることは自分で。用具用材も自分で用意しましょう。自分で出来ないならばちゃんと対価を払った上で発注してください。

Chey@CaLQからの痛切なお願いでした。

※お金払うくらいなら自分で書く!!という猛者のために「自称書道家になれる筆文字レッスン」でも機会があればそのうち投稿しようと思います(そのうち、です)。

#書家 #書道家 #書道 #芸術 #筆耕

#無償労働 #無償労働撲滅委員会  

(画像お借りしました皆様、ありがとうございました)


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