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自分ぐらいは自分の作品を好きでありたい。

 チューイです。
 とんでもなく久々にものづくりの話をする気がしますね。

 僕が映画が大好きなんです。なんで好きかっていうと癖になるシーンやセリフ、自分のことを救ってくれるシーンや、自分の考えてることにビンタを入れてくるのが最高なのである。
 個人的に一番好きなシーンは、『スターウォーズ/エピソード1 ファントム・メナス』のポッドレースの準備をしているシーンが大好き。あとは、『スターウォーズ/エピソード5 帝国の逆襲』のダゴバでヨーダがルークにX-wingを持ち上げるためには…のシーンが大好き。(一番じゃなくなっちゃったww同率一位)
 そんな映画を見たあととかにSNSでその映画について調べると、たまに監督のインタビューが載っていたりする。僕は洋画が好きなので、大体が英語で、まだ英語がわからない僕には理解ができなくて、翻訳してくれる人の翻訳待ちだったりする。
 きたら、めちゃくちゃワクワクする。自分の好きな映画の話が飛んできたら、なおワクワクする。「あそこそうやって作ってたの!?!?」と一人で呟くのが大好き。
 今は『THE CREATOR』(『ザ・クリエイター/創造者』)のアートブックの日本語版が出ないか待っているところである。英語版を頑張って翻訳しながら読むのもありだけど。
 僕は映画館で映画を観るのが好きで、なぜなら、あの大画面で音響で見れるのが幸せなのである。唯一、ポップコーンが食べれないことが悔しい。何回見ても映画館と家で見るのとはやっぱ違う。うちなる興奮が格別。
 いまだに苦手なのが、他人の感想を見ることで、めちゃくちゃ影響を受けちゃって、自分の感想に影響が出るっていうのもあるけど(これはSNSを封印すれば、解決する問題)、自分と正反対の感想を書いている人はどうしても、理解できないものがある。
 「いや…そういうことじゃないのでは」と心の中で思う。
 そういうのに毎回遭遇すると、そっとSNSを閉じるようにはしている。でも、ずっと頭の中でぐるぐるされるのがうざい。
 最近は、外部で映画の話をあまりしなくなった。自分だけの楽しみのような感覚にしだした。なので、一人で勝手に「面白かったなぁ〜!」と言って、満足して、家に帰って、頭の中で反芻することにするようにしている。
 そうして、自分を守っている。

 自分で何か作品を作ったあとに必ずぶち当たるのが、"評価"である。簡単にいえば、周りからどう見られているかを言葉で説明される。たった一言、面白かった、つまらなかった。と判断される。僕も当然好きな映画もあれば、好きじゃない映画もある。つまらなかったなと思う映画もある。僕は周りの評価に流されやすい人なので、自分で作品を作ったあと、他人の評価を見るのが嫌い。それによって、「あーウケなかったか…」とちゃんとショックになる。一番傷つく感想は「よくわからなかった」が傷つく。「申し訳ありませんでした」以外の返しが思いつかなくなる。
 そんな評価を気にし出すと、最初は最高だと思っていた自分の作品に対して、徐々に自信を失い出す。これだから、僕は「他人の評価なんて要らねえ」とカッコつけている。普通に考えて、必要である。だが、今は欲しいと思わない。それに耐えられるメンタルがないからね。
 話が逸れてしまった。とにかく、評価を気にして僕は、「この作品っていい作品なのかな」と思ってしまうのだ。僕は大好きな映画がある。その映画は評価サイトなどではとんでもないぐらいバッシングされてる映画で大酷評されている。(この作品めちゃくちゃ好きなんだけど!!って人ももちろんいる)SNSを見ていても、その話題になれば、嫌いな人がわざわざ書きにくるぐらい、逆に影響力のある映画である。ちなみに、その映画は僕にとっては大切な映画で、今でも僕の体を作り上げてくれたひとつの映画として、棚に飾っている。そんな酷評されている映画をその映画を監督した監督は、インタビューを受けるたびにとても満足そうに答えている。「作れて幸せだよ」みたいなことをずっと言ってくれるのである。その映画のファンである僕は、めちゃくちゃ嬉しい。きっと、嫌いな人からすると「は?」って話だと思うし、その気持ちもとてもわかる。だが、"監督"はその作品を作る指揮する役割だ。そんな人が「いやこの作品くそだわ。作って損したわ」とか言い出したら、好きな人はショックになる。(僕は役者さんですら、言っていたら少しショックになる)この作品を作ると決めて、脚本を書いて、いろんなスタッフを指揮して、いろんなところをOK出して、「よし、これが自分の見たい映画だ!」と言ってるからリリースしていると思うので、その人ぐらいは最低でも「あの映画好きなんですよね」と言っていて欲しい。そうでないなら、「なんでリリースしたんだ」と突っ込みたくなる。
 
 そういうことがあったりしてから、僕は、自分の作品の良さをぶらさないように「やっぱりここはいいよね」っていう部分をひとつでもいいから作るようにした。特に自分の作った作品は、何もない無の状態から作り出されていくところを知っている。だからこそ、この作品はなんのために作って、なぜ、作ろうと思ったのかまで全てを知っている。それさえ、心に刻み込んでおけば、大丈夫なのかもね。人は不思議なことに、周りの意見がデカすぎるとそれに流されて、自分の意見がなんだったか忘れる。やはり、それを忘れないためにも、メモをしたり、何か記録に残しておくことは大事なのだろう。

 当然だが、その作品を見ている人たちにウケるかどうかなんてわかるわけがない。リリースしないとわからない。だからこそ、自分ぐらいは好きでありたい。みんなが好きと言ってくれれば、それはそれでいいし、みんなが嫌いと言えば、「そうか…」と思って、一人で「ここいいよね〜」と一人語りを僕なら始めるだろうな。

 そんな僕は、ビビっている。今これを書いている間、自分の作った映像の感想を書かれる時間が近づいてきている。覚悟はしている。みんなが見たい映像ではないということは。でも、僕はいい作品だなと言っている。どんな感想が届くのかな。


 ちなみに、スターウォーズシリーズは、ディズニー+で配信中。

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