見出し画像

背中のスイッチ

オーストラリアに移住してきて、13年目。日本人美容師夫妻と8歳、6歳、1歳の3人の男の子を持つママこと、モンブランです。

今日で、長かったホームスクールも終了です。来週からは、学校が始まります。子供たちも嬉しそう。

やっと、友達と会って遊んで、しゃべれるね。

ロックダウンが始まってから、子供たちは、髪の毛の色を青にしていました。もちろん、パパのお風呂場サロンで染めました。

頭皮にカラーは塗布せず、2センチくらい開けてから、ブリーチをして、青のマニキュアをのせました。

髪の毛を青にするってすごく難しくて、黒い髪の毛の人は一回ブリーチをしないと青色が入らないんです。そして、ブリーチもしっかり、黄色以上白に近いくらいまで抜かないと、青になりません。黒の髪の毛はメラニンが強くてこのメラニンは赤っぽい色をしています。

簡単に説明すると、1回のブリーチでオレンジ。2回目のブリーチで黄色。3回目のブリーチで白。
という風に黒という色が抜けていきます。

そして、ブリーチで黄色まで抜いても、青の色をのせると、髪の毛の黄色と青が混ざって緑よりの青になります。

ブリーチできれいに白まで抜けていないと、きれいな青になりません。

子供たちはそこまで求めていないので、青緑になりました。時間が経つと色あせていくので、だんだん緑になっていきます。

しかし、来週から学校が始まります。

先生に聞きました。青い髪の毛で学校にいっていいのか?

答えはNO!当たり前ですよね。

なので、昨日黒く染めなおしました。

画像1

しかし、先生方の答えは、「青の髪の毛をみんなに見せたいなら、それで学校に来ていいけど、みんなに見せた後はちゃんと戻してね」と。

優しい。子供心をわかってらっしゃる!!

私なら、頭ごなしに、ダメ!!と言ってしまいそう。

やはり、教育者は違うなーと感じた日でした。

それでは、今日は赤ちゃんの背中のスイッチについて書いていこうと思っています。

みなさんは、赤ちゃん背中のスイッチをご存じでしょうか?

知らない方のために説明をしておきます。

赤ちゃんは、背中と首の後ろにスイッチがついています。このスイッチ感度が良いスイッチと悪いスイッチがあって、初めての赤ちゃんには、だいたい感度が良いスイッチが装着されています。このスイッチがお母さんの腕などから離れると、泣いたり、起きたりします。
背中のスイッチについて理解できたと思いますので、次に進みます。

長男たっつーはこのスイッチの感度がめちゃめちゃ良かった。

抱っこして寝たからベッドに慎重におろします。しかし、腕からスイッチが離れた瞬間、泣き出します。もう一度、抱っこしたら、また寝ます。腕の中では気持ちよさそうに寝ているが、もう一度、ベッドにおろそうと試みました。なるべく首の後ろのスイッチを意識して。

また、ダメだった。ベッドでは寝なかった。

たっつーはお昼寝をベッドですることはなかった。ベッドというディスプレイ、ほとんど使わなかった。

赤ちゃんはほとんど寝るから、楽だと思っている方。大間違い。

ベッドで寝ない赤ちゃんは、お母さんがずっと、腕の中で抱っこして寝かせている。腕もしびれてくる。少しでもこのスイッチに触れると、起きるから、慎重に。

腕がしびれてきて、そのまま腕枕状態に持っていく。

よし!!この腕を抜ければ自由を手に入れられる。

ゆっくりゆっくり、慎重に。ここで失敗したら、今までの努力がすべて水の泡になってします。だから、ゆっくりゆっくり動かしては止まる。

その繰り返しを10分以上。

抜けた!!よし自由だー!トイレに行こう。と思ってトイレに入っている間に「えーん」泣き声が聞こえた。

ちーーーーーん。


そして、お昼寝の時間が終わった。

他にも、抱っこで寝てベッドにおろすと起きるので、あぐらで座ってその中で寝かせる。スイッチは私の太ももで押してるから起きない。しかし、あぐらの姿勢を2時間もしていると、足がしびれてくる。ゆっくりゆっくり、あぐらの足を解放していく。左足を崩して、次は、首のスイッチがある右足だ。今日はまくらも用意している。少しづつ、ゆっくり、止まりながら、枕に移動させる。枕に移動完了。しかし、ここで、動いてはいけない。

まだ、私の気配を置いたまま、ゆっくりと立ち上がる。

やったー。自由だ!!それから、キッチンに行って野菜を取り出して、切ろしていたら、泣き出すたっつー。

私の自由時間は、5分もなかった。

こんなことを毎日繰り返しながら、このスイッチの攻略を考えた。

温度差がダメなのかな?と思ってペットボトルにお湯を入れて、人肌になるようにして、枕の上を温めたりもした。

枕に、私のパジャマを巻き付けて、温めてそこに移動させたこともあった。

しかし、たっつーのスイッチは攻略できなかった。

たっつーは本当に寝ない子だった。

今でも、寝るのがあまり好きじゃない。

しかし、寝るのが好きじゃない子は、起きるのが得意だ。

たっつーは朝起こす時、名前を2~3回名前を呼ぶだけで起きることができる。

最近では、1番に起きてみんなの朝ご飯の用意をしてくれる。

次男スネ夫のスイッチは、たっつーほど感度が良くなかった。抱っこ紐で寝てそのままベッドにおろすと、起きることはほとんどなかった。

スネ夫は寝ることに関しては、問題がなかった。しかし、寝ることに問題がない子は起きるのに問題がある。

朝、起きない。何回名前を呼んでも起きないし、まだ寝たいーといって布団をかぶる始末。朝が苦手なスネ夫だ。

三男けんちゃんの、スイッチはいつもoffだ。

寝てるときに動かしても全然起きない。スイッチがオフな子どももいるんだなーと思った。

子どもの寝かしつけについて私はいろいろと試したが、これといって攻略はみつからなかった。夜寝ないのは育児の中で一番つらいと思う。

そして、私が旦那に1番感謝していることは、この夜の寝かしつけを一緒にしてくれたこと。もちろん、旦那は次の日仕事があります。それは、十分に理解しているつもりです。仕事があるからといって、夜の寝かせつけをすべて、私に押し付けてきたら、きっと、横で寝ている旦那にパンチの2~3発はくらわしていたに違いない。夜寝ることができないのは、本当につらい。例え、仕事がなかったとしても、昼間寝れるわけではないし、1日中何もできない辛さをわかってほしい。

画像2


この記事が参加している募集

私の海外育児生活や今までの人生、家族、趣味について(すべて事実)をnoteに全部書いています。そして、少しでも私の記事がお役に立つことを願っています。サポートしていただいたお金は、母に軽自動車を買う費用にあてたいと思っていますのでよろしくお願いします。私に親孝行させてください。