宿題をやるかどうか、を子どもと一緒にちゃんと考えよう。日本で生きるお父さんお母さんが今すぐ始められる教育改革と平和教育
「◯◯国は宿題を出すのをやめたらしい」
「どこそこの学校は冬休みが長くなった」
「タブレットを導入した」
教育改革と一言でいっても、いろいろありますよね。日々、いろんな情報がネットを賑わしています。
とはいえ、日本の大多数の小学校や中学校は、昭和の時代とほとんど変わらない教育を続けているのも事実です。
これを読んでいる人は、だいたい子どもをもつご両親か、教育関係の人かと思います。
うちの学校、まじ昭和。
っていう人も多くいるでしょう。
でもね、正直、僕は今行われているような教育改革なんていうものに大きな意味があるとは思いません。
宿題があろうが、なかろうが、それで子どもの未来が大きく変わるとは思えません。
タブレットを授業で使ったからって、ITが強くなるとも思えません。
とはいえ、いまの昭和教育が良いとも思っていません。
昭和教育で一番問題なこと、そしてそれは今、日本が停滞している最も大きな要因の一つだと思うことがあります。
それは、
「やれと言われたことをやれば評価を受ける」という社会構造
です。
宿題をやれば、評価を受ける。
テスト範囲を言われて、そこを勉強してきて、点数を取れば、評価される。
僕らが小さかった頃に当たり前にやってきたことです。
でも、子どもの時、こう思いませんでしたか?
「こんなことやって何になるの?意味あるの?」
でも、あなたのお母さん、お父さん、先生はこう言ったでしょう。
「大人になれば役に立つんだよ」
「今は嫌でもやっておいてよかったって思うから」
で、実際にだいたい、役立つんですよ。
教育のシステムって、よくできてるから。
社会に出て仕事をするって、基本的に義務教育で習ったことを横断的複合的に積み重ねることで成り立つんですよね。
例えばこういう仕事のフロー:挨拶して、時間を見て、計算をして、文字を書いて(タイプして)、文字を読んで、必要な作業をして、合ってるかどうか確認して、直して、提出(納品)する。
全部、習ったことですよね。
日本の教育凄いじゃん!ちゃんと社会人になる準備できるじゃん!
じゃあ、今の教育に問題があるの?っていう改めましての問いですが、
上の仕事、そのうち、全部AIが、できちゃいます。
今、普通に一般的な仕事をイメージして書いただけなんですが、びっくりするくらい、AIにできることばかりだった。
AIができないこと、それは「何をするか」「何をしないか」の判断です。
そう思いませんか?
ちゃんとしたプログラミング打って、それを走らせようとしたら、やってくれないとか、ないでしょ?笑
それをするのが、これからの時代の人間がするべきことです。
日本人は、漫然と与えられたことをやりすぎている。
下にいる人が、「これやる意味ないでしょ」って言わない。
ボイコットは良くない。
サボるのは良くない。
それが、日本が昭和から脱却できない要因です。ほぼ断言できます。
で、タイトルに戻ります。
宿題を、やるかどうか、子どもと一緒に考えてみませんか。
「何をやるのか」「何をしないのか」を、真剣に話し合ってみませんか。
「宿題やる?」「やりたくない」「なんで?」「面倒だから」
で話が終わってしまいそうですが、そこで終わったら昭和教育のままです。
「この宿題は、先生は何のために出したのだろう?」
「先生はわたしたちにこの宿題をすることで何を考えて欲しいのだろう」
「それはわたしに必要なことなのだろうか」
「どれくらい必要だろうか」
ということを、一緒になって真剣に考えてみましょう。
たぶん、大人も気づくこともたくさんあるはずです。
だって、程度の差はあるとはいえ、言われたことの意味も考えずに、言われたことしかやらない大人、めちゃたくさんいますから。
言われたことしかやらない大人も、子どもと一緒にやめましょう。
そして、納得して、宿題を、サボりましょう。
やらない、という選択肢を、ちゃんと残すこと。超大事です。
超大事なので、もう一度言います。
やらない、という選択肢をちゃんと残す。
これはわたしたちに必要のない宿題だ、と思ったら、やらない。
これ、なんで超大事かと言うと、
行けと言われたけど、行かない、という選択肢をみんなが持てば、
それはつまり、
戦争行けと言われたけど、行かない、という選択肢をみんなが持てば、
戦争は起きません。
やらなきゃいけないことばかり増えて、身動きとれなくなってしまっているのが、今の日本です。
学校に行かなくったっていいんです。
学校というリソースがtoo muchであれば、もっとミニマムな教育を選択すれば良いし、今の時代はそれがある。それでじゅうぶん、生きていける。
つまりは、タスクの断捨離です。
サボるとか、ボイコットとか、日本人は嫌いですよね。
だから、繰り返しますが、この言葉で行きましょう。
「タスクの断捨離」
今回も課金記事にしようとしたけど、世界平和まで語ってしまったものに課金させるのは公共の幸福に反する気がしたのでやめました。
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