中国製自動車に日本の三菱自動車のエンジンという内容

下の動画を観て思う事は、中国企業というか、サプライヤー全体の考えや質の低さを露呈してる。

日本企業は、エンジン・サプライヤーとして一長一短で語り尽くせない部分があるので、技術面において中国の開発者のグループ全体の質が低い事が理解できる。

実際に、EVで失敗したのであれば、三菱と提携してる日産自動車のシリーズ型のハイブリッドを手本にして、小型エンジンで発電機を回して走る自動車を開発すれば良いだけの話だろう。

インドがスズキの合弁会社を受け入れ、インド市場にあった車造りをしてるように、中国で作れるモノづくりに特化すれば、市場の住み分けができる。

自動車製造においても、ピストン式のエンジンに拘る理由は、実はないんだよね。

上の動画は、機械原理の基礎的な考えをまとめたサンプル動画。

例えば、発電機を回すのに使用するエンジンには、ピストン以外にもタービン・エンジンが存在する。

中国は、自国でガスタービン・エンジンを作る技術を持ってるのに、自動車用の発電装置という風に、割り切った用途を思い付かない。

こちらの動画は、マツダが開発した 8C ロータリー・エンジン。

ロータリーエンジンで効率を求めた結果であるなら、米国の Liquid Piston 社のエンジンの方が効率が良い。

上の動画のエンジンの何が素晴らしいのか、殆んどの人は理解できない。

日本でも過去に紹介された新しい燃料に、超音波攪拌時に発生する水素を界面活性剤で包み込むことで酸水素ガスを製造し話題になった企業がある。

OHOMASAGASと呼ばれる下町で作られた酸水素ガスを界面活性剤で保存する技術。

例えば、上の動画にある課題は、大きな車重の車体を動かすことを目的としたエンジンを開発してること。

Liquid Piston 社のロータリー・エンジンのように、空気との干渉を避けられるエンジンであれば、燃料だけを直噴するだけで空気と触れた際の科学反応で着火が可能になる。

酸水素ガスの特性として爆縮(水素ガスの特性上の問題)が起きるので、大きな出力を得るのに、他の混合気(LPG)と混ぜる必要性があった。

Rotary Sterling Engine という発想の転換。

上の動画では、手前側で火を燃やして固形燃料などで金属を熱して、熱した金属の熱で膨張する空気を反対側の冷えた空気と循環する事で、回転運動を得てる。

回転運動を利用してポンプなどを回し、エアコンのように冷媒(熱媒)を移動して冷媒を圧縮して熱を吸収したり放出したりすることで、同じような運動を作ることができる。

高い回転運動を作るのに、無駄に燃料を使わなくてもエアコンのようなシステムで熱交換機の発電システムを作るのであれば、現在の自動車用の発電機など、無駄に燃料を食い過ぎるシステムを利用してる。

一定の運動出力を得るのであれば、内燃機関よりも外燃機関の方が優れるということ。

熱を得るのに燃料を選ばないので、昼間の太陽熱を利用して酸水素ガスを製造し、酸素と化学反応を起こして燃える酸水素ガスなどで金属を熱して空気の膨張熱を利用して動く発電機が作れる。

酸水素ガスの特性上の問題は 700℃以上の熱量なので、酸素による酸化を防ぐことで、金属が酸化しない状態を保持するだけで済む

実際に摂氏500℃前後の熱量があれば大型機械の殆んどは動かせる。

蒸気機関などが、その典型。

蒸気機関や外燃機関のタービンエンジン(原発を含む)発電には、水と加熱水蒸気が使用される。

お湯を沸かし、沸かしたお湯の蒸気を更に摂氏400~500℃の熱で加熱する事で1,700倍ほどまで膨張した水蒸気を圧として利用する。

こちらは、外燃機関で実際に東京電力などが発電する際の仕組みで、パイプを熱して水を沸騰させ、沸騰した水蒸気を更に加熱して加熱水蒸気を作りタービンを回す。

更にタービン内を流れる加熱水蒸気を排気側のタービンを利用して更にタービンを回し、抜け出る圧が広がる特性を利用して更に大きな力を得るという考え。

自動車用の発電機に使用するのであれば、こうした外燃機関型の発電機を開発する事も可能であり、日産ノートのようなシリーズ型ハイブリッドには、外燃機関のエンジンの方が、圧倒的に燃費効率に優れた車両を開発できる。

発電機がある場合、あえてリチウムイオン・バッテリーに拘る必要性がない。

鉛蓄電池の方が発火の危険性を伴わないし、パルス充電する事でバッテリーのサルフェーション現象を抑えれば、通常の5倍以上もバッテリーも長持ちする。

鉛バッテリーは、充電時と放電時にサルフェーションが起きることで、バッテリーの性能が著しく低下したり、寿命が短くなる特徴がある。

これらの電圧に対する対処法は、実は二通りの方法で防ぐ事が可能。

一つは、パルス充電による充電時の電気の流れをパルス波に変えて充電するという考えと、放電する際にもパルス波に電気を変換し、コアやコンデンサーで必要な電力を高めて流すという、一定以上の放電に対する対処法がある。

こうした内容が理解できていれば、ハイブリッド・システムの自動車を自国内で生産できる。

中国では、こうしたアイデアを自分達の頭で考えて作り出した商品がないので、猿真似で薄利多売する事で中国製品が市場を席捲してる事が、中国が技術大国だと勘違いし迷走する結果に至ってる。

実は、身近な部分に色々なアイデアが存在し、内燃機関に関しても中国のように穀物生産が大量に生産できる国であれば、キャッサバなどを大量に農業生産できる。

現在でもキャッサバは、中国の工業用アルコールの25%の生産量を担ってる。

これは、日本でも同じことが言える。

CO² 排出量をゼロにするとか、なんでもゼロ政策が好きな左翼系のアホな連中の発想を捨て。

大気中のCO²を栄養として育つ植物の光合成や植物や動物の持つ特性を活かして、CO²の排出量を石灰や植物の生産に変換するという考えに思考が移れば、実は、燃料として利用できる植物生産は豊富に存在する。

これは、脱石油燃料と同時に進める事ができる一つの考え。

中国で共産党が民衆を縛ってる内は、こうした発想が生まれないのも事実。

日本でもキャリア官僚の多くが、考えの柔軟性に乏しく、我々のような民間人なら誰でも思い付くような考えに至らない。

利権や私利私欲に走る政治家が多い事からも理解できる。

中国は更に輪をかけて民衆の発想を縛りつける環境があるので、自縄自縛で自らが滅ぶ道を中国共産党政権は選んでるよね。

自由な発想がある内に、色々な物に投資をして、お金ではない価値観を得る事が国家の生き残りには重要ということ。

同じような事がサウジアラビアでも起きてる。

ワンマンで自由な発想を活かし、生き残るための手段を講じた国が生き残って行くという事だろう。

日本製の自動車エンジンに頼らなければ生き残れないのが、今の中国の産業レベルの実情だという事が理解できただろう。


オマケ動画

これは、ロシア人のYouTuberが作った物らしい。

普通に、小型の蒸気機関で人間を乗せて走るほどのトルクを得てる。

発電機を回すのであれば、ジェット・エンジンのように水を温める配管のバーナーの配置だけを考えれば、コンパクトで低コストの発電機が作れる。



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