ディズニーランドに行くといつも泣きそうになる
ディズニーランドに行くと、いつも泣きそうになります。
京都に住んでいたころは、ディズニーランドは「なかなか行けない夢の国」。大学時代は友達と東京観光と兼ねて行ったっけ。それが東京に暮らし始めてからは、年3回とか。季節が変わってパレードも変われば行く、というような感じで行ってました。
絶叫系苦手、とにかくディズニー感に浸りたい私はもっぱらランド派で、行けばとにかく楽しい。アドレナリンが出ているのか、アホほど歩いても全然疲れず、「まだ帰りたくない…明日も来たい…ここに住みたい…」となるぐらい。
でも、なんだか、泣きそうになるんです。
例えば、フロートの上から優雅に手を振るシンデレラ。
小さいころ、家でお母さんとシンデレラのビデオテープを何回も何回も観たなあ…とか思い出すと、なんか泣ける。
キャラクターグリーティングでせっかく自分たちの番が回ってきたのに、初めて見るキャラクターにギャン泣きしてしまう小さい子とその親御さんを見ると、あの子が大きくなったら、『あんた大泣きして大変だったのよ~』って思い出話になるんだろうな…と思うと、なんか泣ける。
パレードに向かって笑顔で手を振る大人たちを見ると、『ああ、今この人たちと幸せを感じている…!一つになっている…!』と平和を感じてなんか泣ける。
そして、世界の恋人ことミッキーマウス。彼の存在はもう、幸福そのもの。
パレードやショーではつらつと輝く彼を見ると、なんかもう全部何でもいい~~!!!過去の苦しみや後悔、今抱えている不満、未来への漠然とした不安も、なにもかも吹き飛ぶ~~~!!!!ハッピー~~~~!!!!ラブ&ピースよ~~~~~!!!!!というマインドになり、短時間に多量のハピネスを供給されたことで感情のタンクが許容量を超えて、なんか泣ける。
特にミートミッキーでの彼はさらにいい。
ミートミッキーでは、あまり混んでいないタイミングでも小一時間は並ぶことになるけれど、それを乗り越えてのミッキーの笑顔は格別。
パレードやショーで振りまくハピネスとは違って、手を取り見つめあって至近距離で頷いてくれるミッキーは、「よく来てくれたね」「前回から今日まで、元気で生きていてくれてありがとう」と言われているような気持ちにさせてくれる。なんというか、私という個の存在を全肯定してくれる。
大人になればなるほど、愛情や優しさを受け取るとき、なんとなく後ろめたさや申し訳なさを感じることが増える。
私は自分に都合のいいようにふるまっているのに。
そんな風に優しくしてもらえるような人間じゃないのに。
正直、その気持ちが重い、とか。
でも、ミッキーとの接見ではそんな気持ちを抱くことはない。
全てを受け入れ、肯定したうえで『会えてうれしい』を表現してくれる。
体中が120%の幸せと愛情で満たされる。最後にハグまでしてくれる。
結果、なんか泣きそうになる。
そういうの含めて、ディズニーランドって夢の国だなあとしみじみ思う。
疑うことなく、自分に後ろめたさを感じることもなく、体いっぱいで愛情を受け止めることのできた子供のころの気持ちでいられる。
アトラクションが変わってなくても、何回行っても本当にいいんだけど、2020年春以降は美女と野獣やらベイマックスやらのアトラクションも増えるようだし、なんなら「ディズニーランドはいつまでも未完成である」ってウォルトディズニーも言ってるし、これからも、さらなるハピネスを与えてくれるんだろうな。
永遠の命を手に入れてディズニーランドを味わい尽くしたいよね…
「私にとって 肉体の寿命は短すぎる 儚すぎる…」ってもう大蛇丸マインドなっちゃうけど、それは無理なので、この命尽きるまでディズニーランドを楽しむ所存です。
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