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「足るを知る」慎まし居候ライフ

隣県の母宅で娘と居候ライフを送り始めて二週間ちょっと経った。

夫から家を出て行けと言われた翌日の夕方、ひとまず両親や妹たちが住む隣県に向かった。向かってる途中で母のもとに身を寄せることが決まった。

母と私はあまり相が合わないのだけど、迷わず一人暮らしの母宅にお世話になることにした。なんだかんだ、生活を共にすることを考えると母が一番頼りになる。妹は仲がいいのだけど、妹の旦那さんと私たちでお互い気を遣って疲れそうだ。二、三日一緒に過ごすくらいなら楽しそうだけど。

さて、母宅にお世話になり始めると、母の生活の流れに乗って過ごすようになった。母は朝4時半起床。私は5時から6時頃に起きる。6時半に母は出勤、その後私は洗濯やら掃除やらをこなす。

私は毎日予定がまちまちだけど、夕方4時半くらいには母宅にいるようにして、洗濯ものを畳んだり夕飯の準備をしたりして母の帰りを待つ。

午後6時過ぎに母が帰宅し、夕飯を食べ、8時には片付けまで終わる。お風呂に入って、夜9時。母は9時半には就寝する。私たちも10時までにはお布団に入る。

早寝早起きでリズミカルな生活だ。食事のバランスもいい。夫が夜10時過ぎに帰宅、ご飯を準片付けし終えると11時ということもしばしばあった生活から考えると、家事をする時間がコンパクトで快適だ。

母の生活は慎ましい。外食はほとんどせず、ブランド物はない。慎ましいけど節約第一というわけではなく、バナナと玉子はオーガニックだか無農薬だか、ちょっと高いものを買う。季節限定のちょっと贅沢なチョコも買う。

足るを知る生活。「これだけあれば充分。ありがたい」と今あるもので楽しむ暮らし。たくさんお金があれば幸せなのかと思ったけど、何かに縛られることなく自分のペースで淡々と生活できるって幸せかもしれない。なんかそんな感じがする。

コンパクトなおしゃれ外車に乗りたかったけど、もういいや。今の車をまた来年車検に通して、20万キロ以上頑張ってもらおう。

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