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ヴィジョン革命10

ヴィジョン革命 目次

 第十九章 周りを眺める
       施術者の姿勢
        体験その128
       暗闇に独り
        体験その129~137
       エーテル体の濃淡
        体験その138~141



第十九章 周りを眺める


施術者の姿勢
わたしは数年前から、催眠療法 (ヒプノセラピー) を受けたいと思っていた。機会を見て、数人の施術者にコンタクトをとってみたけど、なかなか自分の潜在意識をお任せできる人に出会わなかった。中には場所を用意してくれれば、無料でやりますよという人がいたけど、それは実験台になるということ。メール対応の人からは商売っ気がありありで、これでは落ち着かないと見送った。

初めて会う人に潜在意識を見られるのだから、時間をかけて探そうと考え直した。技術はもちろんのこと、人となりや相性は会ってみないと何とも言えない。ある施術者は、クライアントの体験を「私のセッション」としてSNSに垂れ流している。人としての紳士協定が結べず、他人のエーテル領域を晒すのは、越権行為だということが理解できないのだろう。この後の影響を想像できないのは、人生経験と変性意識体験が不足していることを物語っている。経験と体験のレイヤーは、その人の背景になるのだ。

また「私が癒して差し上げます」という施術者は、巷に結構いる。これは耳触りがいいし、頼りになりそうだけど、施術者のコントロールは依存を促す。なお「人を笑顔にしたい」系は、俗受けするいい人を演じたり、自分が感動するために人を利用するので、どこまでも厚かましい。

さて、QHHT (Quantum Healing Hypnosis Therapy) の創始者ドロレス・キャノンは、あるサイトで見かけていた。その時はチャネラーとして記憶していて、催眠療法をしていたのは知らなかった。調べてみると東京近辺に、ドロレスから教わった施術者がいた。問い合わせをしたら、一週間後が空いていたので、このタイミングは受けるしかないでしょうと即決した。


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