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12.11-17|今後に向けて少しずつ。母と過ごす日々

気づけば予定日まで1ヵ月。10ヵ月って、本当にあっという間。やり残したことはないかな、今のうちにやっておくべきことはないかな、とあれこれ考える日々。と言っても思いつくのはほとんど食べ物のこと。今のうちにあれ食べておこう!とか…。週の後半からは、何となく疲れてしまって、身体が重くて力が入らないという状態が続いていた。この、言葉に言い表しきれない不調は一体何なのだろう。

12.11(月)|少しの勇気と大きな一歩

友人に紹介してもらった転職エージェント会社の方とオンライン面談。
仕事をしていた時はオンライン会議なんてあたりまえでいちいち緊張なんてしていなかったのに、日々の穏やかな空気に慣れきっていたせいか、事前に共有してくれた会社概要が都会的で気後れしてしまったのか、約束の時間30分くらい前からソワソワし出して、自分でも面白くなってしまった。
正直、転職エージェントの利用はあまり具体的に考えていなくて。同じ境遇でありながら転職を2回も経験した友人の話を聞き、興味本位でどこのエージェントを使ったのか尋ねたところ、あれよあれよと話が進んでしまい、こうして画面越しで話すことになってしまった。
でも。結果的に、お話しして良かった!
私の場合、実際に動き始めるのは早くて半年後。その間何ができるか、すべきかをはっきりさせることができたし、今後の歩み方についても具体的にイメージすることができた。
少しの勇気で踏み出せた大きな一歩。
紹介してくれた友人、お話を聞いてくれたエージェントの方に感謝。

12.12(火)|ラーメンで罪悪感を感じつつ

母と「塩ラーメンが食べたいの」と言う祖母を連れて、ラーメン屋さんへ。
あたかも祖母の願いを叶えに、という態(てい)だったけれど、実は私もラーメンが食べたかった。でも塩分多いし油もたっぷりだから本当は控えるべきだよな…とひっそり我慢していたので、ラーメンランチが決まってからというもの、とても楽しみにしていた。
祖母は餃子の王将に行きたかったらしいのだけど、あいにく近くになく、代わりに近所で見つけた人気のラーメン屋さんへ行くことに。
塩ラーメンを食べに来たのかと思っていたのに、メニューに大きく醤油ラーメンが載っているのを見てあっさりと醤油ラーメンにチェンジした祖母。全部食べられるだろうかと少し心配していたけれど、この前一緒に食べたパンケーキよりも早く食べきっていて、その食べっぷりを見ていたらうれしくなった。
もう少しで85歳を迎える祖母にとって、ラーメンは身体に良いとは言えない。(ちなみに、妊婦である私にとっても)
でも、家に帰ってからも「おいしかったね」とうれしそうに話す祖母を見ていたら、たまにはいいかな〜という気がしてきた。
あれこれ難しいことは置いておいて、まずはおいしくて幸せという”今”が大切。
私も今日のせいで体重が増えてしまっても、明日の私がどうにかしてくれるはず!ごめんね明日の私。今日は思い切りラーメンを楽しんだよ。

12.13(水)|あの頃のわたしへ

雲ひとつない晴天。暖かくて、外を少し歩いただけで暑いくらいだった。
北海道では今朝少し雪が積もったらしい。最高気温も4℃とか。同じ日本なのにこちらとまったく世界が違う。
晩ごはんを食べた後、前職の先輩と電話をした。やさしくて面倒見の良い先輩で、歳が結構離れているのに、仲良くさせてもらっている。今回も私から相談したいことがあって、話をもちかけたら「今日でも明日でも明後日でも、いつでもいいよ〜」と快く時間を作ってくれた。
今はお互いに前の職場を辞めた者どうし。2人ともそれなりの理由があって退職という道を選んだわけだけど、前の職場で大切な思い出や経験を積んだという共通点があって、今回もいつものようにひと通り昔の思い出を懐かしむところから話が始まった。
新卒でその会社に入った数年前、同期がいないと知った私は「心が開ける人に出会えるだろうか」と不安でいっぱいだった。中・高・大と気の合う大好きな同期に囲まれて過ごしてきた私にとって、同じ状況・立場の人がいないことがすごく絶望的なことのように思えたのだ。
あれから時が流れ、今。 退職して仕事上のつながりがなくなってもこうして連絡を取って、相談にのってくれたり、楽しく思い出話をする人ができた。それも同期ではなく。
あの時の自分に「大丈夫だよ」と言ってあげたい。心配する必要なんてまったくなかったよ、と。

12.14(木)|母のこと

里帰りをしてから、母とふたりきりで過ごすことが増えた。というより、1日の大半を一緒に過ごしている。
こんなにずっと一緒にいるのなんて、いつぶりだろう。私が幼稚園児とか、小学校低学年とか、きっとそのくらいだと思う。
内容は、大抵が父へのお小言とか(お父さんごめんね)、昼ごはんや晩ごはんを何にするか、といった本当にたわいもないこと。でもたまに、ひょんなことから今まで聞いたことのなかった私たち姉弟が小さかった頃の話が出てくることがあって、それが私に小さな驚きをもたらしている。
私を産んだばかりの頃、何もしない父に腹をたてて離婚しようと思ったことが何度もあったこと。ママ友どうしの付き合いはお気楽に見えて、気苦労が絶えなかったこと。仕事へ復帰するときにあれこれ悩み、考えたこと。
私にとって、母は昔からとてもしっかりした人で、子どもである私たちに迷いや悩みなど「お母さん」以外の面を見せたことがなかった。でもそれは、私が気づいていなかっただけで、母も一丁前に日々迷ったり悩んだりしながら私たちを育てていてくれたのだ。そう考えたら、母も完璧な人ではないんだよなあと少し安心する私がいた。
面白いのが、そういった思い出話の中に、私自身が子どもの頃の思い出として覚えている記憶が登場した時。共通の思い出を「あの時、実はこんなことを考えていたんだ」、「え、そんなことが(実は)あったんだ」と互いの立場から話し合えるのが、懐かしくありながらも新鮮だった。
母とこんな思い出話を話せるようになったなんて、私も年を取ったんだなあ。

12.16(土)|聞き上手な友だち

大学時代の友人と最寄り駅のカフェでランチ。ずっと食べたかった12月の期間限定パンケーキを食べた。
彼女は出会った頃から本当にやさしくて、思いやりにあふれた子。今回も私の体調を気遣って、神奈川の南端から東端の駅まではるばる来てくれた。
彼女と一緒にいると、温かい温泉に浸かっているようにポカポカした気分になって、気づいたら饒舌になっている。
私は特別引っ込み事案というわけでもないけれど、聞かれなければ自分のことをあまり話さない。たぶん、大人しいほうなのだと思う。特にプライベートでは、よっぽど話したいことがある場合や自分と同じように大人しい者同士の集まりでない限り、聞き役に回っていることのほうが多い。
そんな私が、今日は久しぶりにお喋りになっていた。
彼女を前に、次から次へと自分の口からいろいろな話が出てくるのを感じながら、ふと、学生時代を思い出す。
思えば、彼女は昔から聞き上手だった。相槌を打ちながら声に出して笑ってくれたり。悩みごとを打ち明ければ、一緒にうーんと考えてくれたり。その姿勢が、口には出さないけど「あなたの話を聞いてます」と待ってくれているようで、気づいたらあれこれ話してしまっている。
今日は久しぶりにお喋りな自分の一面が出てきて、久々の感覚。別れた後もまだ”お喋りな自分”が残っていて、いつもよりも口数が多かったと思う。
彼女の聞き上手なところ、大好きだし、見習いたい。
Cちゃん、いつも話を聞いてくれてありがとう。

ナポレオンパイパンケーキ🥞

12.17(日)|ローソン500円チャレンジ

母と恒例のお散歩。今日は途中でローソンへ寄ることになった。
というのも、母が何かのキャンペーンでローソンで使える500円チケットをゲットしたらしく、「この500円でおいしいアイスでも買おう」という話になったのだ。
ところが、アイスのコーナーを覗いてみるも、2人してピンとくるものがない。どうしようかと店内をぐるぐる回り、頭の中に計算機を置いて、食べたいもの・買いたいものをあれこれと探し回った。
そうして選んだのは、塩大福ロールケーキとレジ横の中華饅コーナーで温められていた胡麻あんまん。ふたつ合わせて50円オーバーの550円くらい。
アツアツのあんまんは買ってすぐに、店の外で半分こ。生地にも胡麻が練り込まれていて、あんも胡麻感たっぷり。おまけにちょうど良い蒸し具合で、気持ち的には本場の中華街で売られている中華饅頭に負けないくらい、おいしかった。
「なかなかいい買い物ができたね」と言いながら、帰路につく。ちなみに、塩大福ロールケーキは母曰く「よく見るYouTuberがおすすめしていた」ものらしく、後日食べてみるとなるほどもちもちで、クリームもおいしくてパクパク食べてしまった。
大人になってお金を稼ぐようになってから、ほしいものを自由に買えるようになった。もちろん、コンビニのスイーツだって、「食べたいな」と思った時に買える。それはそれでありがたいし幸せなことだけれど、今日みたいに制限がある中で厳選する、ということをするのもたまには良いかもしれない。
なぜなら、そうして真剣に選んだものは、なんとなく選んだものよりも特別な感じがして、同時にありがたいという気持ちが湧いてくるから。
話は変わるけど、店内の商品を見てまわりながら、子どもの頃の遠足のおやつ選びを思い出して(大抵500円とか700円とか、予算が決められていた)、なんだか愉快な時間だった。

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