見出し画像

11.27-12.3|お腹が重い日々。考えごとが捗った1週間

妊娠32周目に入る。周りに「あんまり目立たないね〜」と言われてきたお腹もさすがに目立つようになり、重くなってきたからか動くのが億劫になってきた。特に、朝起きて数時間後の9時くらいがきつい。1日が始まったばかりなのに、ソファの背にくっついてダラリとしていることもしばしば。
今週は時間があったからか、ボリューム多めの日記になった。平均して500字くらい。そこにかけている時間は30分ほど。今と同じような「何ともなさ」で800字くらいサラッと書けるようになれたらいいなと思う。

11.27(月)

先週作ったメガネを受け取りに行く。 恐ろしいほど近視の私は、メガネのレンズが瓶底メガネのように分厚くなるのが常。そうすると、歪みで正面から覗いた時に目が小さく見えてしまうのが悩みの種だった。
その「目が小さくなる現象」に長年悩まされてきた経験を活かして、横幅が狭くレンズと目の距離が近いデザインを選び、10000円の極薄レンズに変えた今回。
結果はというと、う〜ん、やっぱり目は小さくなった。。
私の近視の具合はよっぽどのものらしい。今回こそはと、細心の注意を払ってメガネ選びをしたと思っていたので、ちょっとガックリ。
でもまあデザインはお気に入りだし、ひとつ前に作ったものよりは目の小さくなり具合が抑えられたので、良しとしよう。それに、はたから見たら、目が小さく見えた表情って少し気が抜けていて、憎めない可愛さがあるかもしれない。

11.28(火)

オーストラリアにワーホリ中の友人とテレビ電話。今月から東部のアデレードという町に移り、寿司屋でバイトしながら毎日ビーチを歩いていると、楽しそうに教えてくれた。
お互い旅好きで、彼女とは学生の頃に台湾や広島、イギリスなどいろいろな場所へ行った。あの頃は私もワーホリに行きたくて、私はカナダ、彼女はオーストラリアにワーホリに行くんだと、よく話していたっけ。
あれから数年が経ち、彼女はコロナが落ち着いたのを見計らってオーストラリアに行き、私はカナダには行かず、結婚・妊娠した。
彼女と話していると、「こんな人生の歩み方もあったんだなあ」と思うことがある。仕事が忙しくて元気がない時に連絡を取った時には、そののびのびとした生き方を羨ましく思うこともあった。
どちらが立派だ、とか、正解だとかはない。
今はありがたいことに、自分でやりたいことを選べる世の中。今後もし「私も」という気持ちが出てきたら、私も彼女と同じように自分に責任を持って、その道を進む努力をすればいいんだ。
ワーホリには年齢制限があるけれど、やりたいことに遅すぎるなんてことはない。「人間、元気でさえいれば、どうにかなるよね」と彼女も言っていた。

11.29(水)

noteで「いいな」と思う書き手さんに出会った。編集者・ライターとして活動されている方で、以前から名前は知っていたけれど、文章を読むのは初めてだった。
書かれていたのは、軽やかで読みやすく、頭にスッと違和感なく入ってくる文章。題材となっているのはどれも暮らしや家族のことで、特別な経験をされているわけではない。つまり、暮らしの中からエッセイのかけらを見つけて丁寧に見つめているということ。私もこういう過ごし方をしたいと思った。
惹かれた理由はもうひとつ。プロフィールの冒頭に書かれていた、「わかりやすい言葉とわたしにしか書けない視点で、読み手の心に深く伝えることを大切にしています。」という一文がとても良かった。「わたしにしか書けない〜」はまさに、私自身が書くことにこだわる理由。
誰でもできることではなく、自分にしかできないことをしたい。常々そう考えている私にとって、文章を書くことは「自分の視点」をフル活用する作業。見たことだけでなく、感じたことや考えたことを文字に残していく作業だった。
とはいえ、書くにはいろいろな種類があって、必ずしも「自分の視点」が必要とされるとは限らない。それに、自分を出さずに書くのが望ましいとされる場面も多々ある。(新聞とか)
その中で私はやっぱり、「自分だからこそ書けるもの」を書いていきたいと思う。
プロフィール冒頭の一文を読んで、うんうんと大きく頷き、気持ちを固めた午後。

11.30(木)

夫の誕生日。振り返れば、去年は仕事で出張に行っていて帰りは夜遅かったし、その前の年は別々で暮らしていたから、ゆっくり一緒にお祝いをしたのはもう随分と前。来年こそは一緒に祝おう!
家の近くの通り沿いに並んでいる街路樹の名前を覚えた。モミジバフウ。

モミジバフウ。きれいに赤く色づいていた。


カエデの一種かと思っていたらタイワンフウという樹木の仲間で、葉っぱが紅葉に似ていることからモミジバフウと付けられたそう。実がモヤっとボールみたいで当たったら痛そうだった。
父に名前を教えてもらって以来、紅葉の進み具合を気にして木を見上げることが多くなった。 明日から12月。まだ紅葉がきれいなものもあるけえれど、ほとんどの木が葉を落として、モヤっとボールだけがちょこんとついているものもちらほら。もう少しでみんな葉を落として、冬の景色になるのだろう。

12.1(金)

本を読みながら、何となく流していたクイズ番組。すっかり大人になった元子役の寺田心くんが出ていたのだけど、彼は将来、俳優をしながら獣医師として働きたいのだそう。周りの大人たちからの「難しいんじゃない?」という声に「ありえないことはありえないんで」ときっぱり返したひと言に、思わず本から顔をあげてテレビの向こうにいる心くんを見つめてしまった。
うん、そうだよね!心くん!
バラエティ番組のやりとりに背中を押してもらったような気分。

12.2(土)

コロナぶり、約4年ぶりの舞台観劇。
歌って、踊って、演技して。舞台の上輝く演者さんたち、本当にかっこよかった!!
「わあ」と声に出てしまいそうな瞬間がたくさんあったし、それぞれの見せ場の時には手がジンジンするまで思いっきり拍手をした。一瞬も逃すまいとオペラグラスを覗き込んで、〝心湧き立つ〟ってきっとこういうことなんだろうな。
会場を後にしながら、一緒に観劇した母と感想を興奮気味に言い合う。そうそう、この感覚。心に栄養が行き渡って、身体からエネルギーが湧いてくるような。自然と笑顔がこぼれてしまうような。
ああ、やっぱり私は舞台が大好きなんだと再認識。
すばらしい時間をありがとうございました!

12.3(日)

中高の吹奏楽部同期メンバー4人とランチ。高校卒業から約10年。お互いに立場も住む場所も変わり、長い人では6年ぶり?の人もいて。あの頃は毎日あたりまえのように会っていたのに、久々に会った今日は席についてお料理が運ばれてくるまでの間、お互いに少し緊張しているようだった。
それでもやっぱり、中高6年間のほとんどを共に過ごしただけある。おいしいご飯を囲みながら、すぐにみんなの口から次から次へとたくさんの思い出話が出てきた。
高3の時に学校の敷地内に(勝手に)埋めたタイムカプセル。最後の夏合宿中に起こったあるハプニング。今思えば不思議な部活の規則など…。本当にいろいろなことがあった。ら
どの時間も楽しくて、かけがえのないもので。高校生の頃は、みんなと一緒に過ごすあの時間がずっと続くのかと思っていた。もちろんそんなことはなかったけれど。
今となっては、会う前に緊張してしまうこともあるけれど、一緒に過ごしたあの日々はこれからもずっと消えないし、会えばいつでも「あの頃はバカだったよね」と笑い合える。
これからもお互いに立場は変わり続けるし、今よりももっと会うのが難しくなるかもしれない。でも、あの思い出がいつでもみんなをつなげてくれる。だからきっと、会ったらまたあの時みたいにバカができる。

体重制限中なのに、我慢できなくて食べてしまった木苺のムース。甘酸っぱくて、おいしかった!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?