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12.18-24|外から良い刺激を受ける|ひとりごと週報

一段と冷え込んだ今週。産院に2日連続で行ったり、zoomでガイダンスを受けたりテレビ電話で元職場の先輩方と話したりと、外から良い刺激をもらえた1週間だった。ただ、寒さに負けてあまり散歩へ行けなかったので、それは少し反省。それにしても、書いている内容が食べ物に関することばかり。食い意地が張っているようで少し恥ずかしい…。

12.18(月)|カレーに誘われて

昨日とはうって変わって、寒い朝。洗面所の窓辺に無印で買ったオイルを置いているのだけど、最近は朝起きたときにその瓶が凍っているかどうかで、その日1日が寒い日か暖かい日かを計るようになった。そもそも、油って普通は凍らないような気がするのだけど、何でだろう…。

4,5日前から読んでいた本を読み終えた。タイトルに惹かれて借りた、寺地はるなさんの『カレーの時間』。

「第二章 夏野菜の素揚げカレー」、「第三章 ドライカレー 目玉焼き乗せ」など、魅力的な目次が並ぶ、カレー好きならきっと誰もが立ち止まってしまう本。

物語は少し気弱で優しい少年・桐矢が、子どもの頃から苦手だった祖父と同居を始めるところから始まる。

周りに厄介者扱いされ、すぐトラブルを引き起こす祖父に最初は閉口していた桐矢だったが、周りの家族やご近所さん、勤務先のお客さんと関わっていく中で少しずつその関係に変化があらわれる。その過程がおいしそうなカレーと共に描かれていて、まさにタイトルぴったりの作品だった。

特にいいなと思ったのは、主人公の桐矢。なかなか鋭いことを言う若者(といっても25歳だけど)で、彼の台詞に「おっ」と思う場面が何度かあった。

仕事には、かたちとして残るものと残らないものがある。どちらも重要には違いないのだろうけど、ぼくはだんぜん残す側の人に憧れる。成果が目に見えるのがうらやましい。自分がこの世から消えても自分の作ったものは残るということ。

寺地はるな『カレーの時間』P50

中でもこの場面は、まさに私が常々考えていることを言い表していて。読みながら、同じように考えている人がいることに興奮してしまった。

そうそう。残るって、自分も含め誰が消さない限り永久的なもので、それが魅力でもあり気をつけるべきところでもあるんだよなあ。

残すこと・残ることについて、もう少し桐矢と話してみたいと思った。

寺地はるなさんの書くお話は、登場人物が考えていることに共感する部分が多くあって、小説なのに付箋を貼りながら読んでしまう。

図書館でもう一冊借りてるから、そちらも読むのが楽しみ。

12.19(火)|行ってよかった!

お昼ご飯を食べ、後期マザークラス(母親学級)に参加するため産院へ。

今はコロナ渦の影響もあってか、オンラインでの配信が主流になった産院が多いよう。里帰り前に通っていた産院ではオフラインでのイベントが実施されていなくて、今日が初めての参加だった。

オンライン講座はひととおり受けたし、家から20-30分ほどの産院までいちいち行くのも面倒くさくて初めは参加するかどうか迷ったけれど、時間はあるしせっかくだからと思い、行ってみることに。

参加していたのは、私のほかに経産婦さんが2人。初産婦さん向けのクラスだとばかり思っていたから、少し意外だった。おまけに講師を務めた看護師さんも3人のお子さんを産んだという大ベテラン。3人とも気さくな方々で、思いがけず先輩方に囲まれ、経験談もあれこれと聞けて楽しい時間になった。

クラスの内容は、お産がどうやって進んでいくのか、流れについての説明がメイン。ほかにも今の時期にやっておくべきこと、今のうちに家族と相談しておいたほうが良いことなどを教えていただいた。

聞いていて思ったのは、お産は本当に人それぞれだということ。先輩方が「1人目の時はこうだった」と話してくれる経験談、たとえば各段階の順番やかかる時間、感じる痛みの度合いなどが皆違っていて、お互いに話しながら驚いているようだった。

予定日が近づくにつれ、不安な気持ちからあれこれ検索しては情報過多になって余計に不安を募らせていたけれど、いくら情報を得たところでいざ自分のときはまったく違うように進むかもしれない。というかむしろ違う可能性のほうが高い…?

そう考えたら、もう少しおおらかにその時を待っていようかなという気持ちになった。

行くか迷っていたけれど、思わず楽しい時間を過ごすことができて、参加して良かった!

12.20(水)|口を滑らせた母

昨日に引き続き、今度は健診のために産院へ。

滞りなく進み、無事終えた後は、楽しみにしていたご褒美タイム。母と近くのカフェに入った。

トイレで赤ちゃんのオムツ替えをしているママさんとすれ違い、まるで未来の私を見ているような気持ちに。子どもができてから、妊婦さんや赤ちゃん連れの方々がよく目に入るようになったのは、きっと気のせいじゃないだろうな。

テーブルに戻ってから、母と子育ての話になる。直前にどんな話をしたかは覚えていないけれど、話の途中、ふと母が「2人目はかわいいわよ〜」と口を滑らせた。滑らせた、と書いたのは、私が〝1人目〟で、言った直後に気づいたのであろう母が一瞬「しまった」という表情になったから笑。その後すぐに「1人目よりも慣れるから、かわいいと思う余裕があるのよ」と(慌てて)教えてくれる。

さかい珈琲にて。


そりゃそうだよね、お母さん。
クリームがこんもりとのったパンケーキを味わいながら、「もうすぐ生まれてくるんだな〜」と、しみじみ。前にも書いたけど、10ヵ月って本当にあっという間だ。

12.21(木)|今までやってきたことを掛け合わせて

晩ごはんを早めに食べ、元職場の先輩SさんとSさんの同期のOさんとテレビ電話。

今私が興味をもっている仕事について、現役でお仕事をしている方のお話を伺いたいと思い、Sさんに頼んでOさんとお話をする機会を作っていただいた今回。

Oさんとは、同じ職場で働いていたという共通点はあったものの勤務時期は被っておらず、まったくの初対面。そんな私がいきなり「話を聞かせてほしい」だなんて、ちょっと失礼だったかな?と心配していたけれど、実際にお会いしたOさんは終始にこやかで、直前の不安を吹き飛ばすぐらい話しやすい方だった!

今現在担当している仕事の内容や、その仕事を始めるに至ったこれまでの経緯を丁寧に話してくれたOさん。同じ会社を経験していることもあり、「●●(前いた会社)ではこういうことが普通だったと思うけど、実際はこういうことが多くて…」などとより細かく具体的なことも教えてくれた。

私が挑戦してみたいなと思っているのは、資格などは必要のない、言ってしまえば誰でも練習を積めば始められる仕事。そのため、そのあとにどれだけ個性を持てるか、つまり自分ならではの強みを持てるかが大切になってくるなあと話を聞きながら思った。

それにあたり、Oさんが言ってくれたのは、「これまでやってきたことすべてを自分の強みにする(強みになる)」というお話。Oさん自身、いろいろな業界を経験して今の仕事に就いたそうで、一見役立ちそうにない経験でもそれがきっかけになってもらえたお仕事もあったと教えてくれた。

私も大学で勉強してきたことと今までいた業界がまったく違う分野で、「大学でやってきたことを活かせてないなあ」とモヤモヤすることがこれまでに何度もあった。

今まで頑張って積み上げてきたことや好きなことを掛け合わせて自分の強みとして活かす、という考え方は、自分のこれまでを全肯定し大切にすることにもなる。

現役の方からより具体的なお話を聞けて参考になったのはもちろん、「自分の強みの作り方」も聞けて、とても充実した時間だった。

こうやって時間を割いて他人の相談にのってくださるって、本当にありがたいこと。今日感じた感謝の気持ちを忘れずにいたい。

12.22(金)|庭の柚子でジャムづくり

母と庭になっていた柚子を使ってジャムを作る。小さな鍋に好きな果物を入れて、良い香りを漂わせながらコトコト煮込む。YouTubeやテレビでそんなシーンを観てからというもの、ずっとやってみたいなあと思っていた。今日はその夢をついに実現できて、うれしい1日。

それに柚子。みかんのように果肉を食べられない柚子に対してあまり興味を抱いてこなかったけれど、ジャムづくりを通して柚子の良さを知れた気がする。

庭になっているゆず。スーパーで売っているものよりややオレンジ色が濃い気がする。

一番は何と言っても、あの香り。洗っているそばから爽やかな良い香りがして、台所がたちまちリラックス空間になった。

今日作ったのは、400gくらいの瓶3つ分。皮を千切りにするところを横着して太めに刻んでしまったので、食べ応えのあるジャムが完成。母は「火がちゃんと通ってなかったらどうしよう」と心配していたけれど、食べるのは家族だけだし、早めに食べれば問題はないはず。

それにしても、庭にたくさんなっている柚子を10数個取って煮詰めるだけで、こんなにおいしいジャムが作れるなんて。おまけに良い香りの中で作る過程も幸せ。煮込みながら鍋の中が変化していくのを見るのも面白い。

思ったとおり、ジャムづくりは魅力にあふれていた。いちごやブルーベリー、キウイ、ハスカップ…。プラムも良いかも。季節ごとにいろんな果物でジャムを作ってみたいな。またひとつ、やりたいことが増えた。

12.23(土)|ホットケーキランチ

今日のお昼は少し特別。よつばの「バターミルクパンケーキ」で、ホットケーキを焼いた。

休日のお昼にホットケーキを焼くって、何だか憧れる。それに、使うのはわざわざ北海道から持ってきたよつばのホットケーキミックス。スーパーで売られている普通のホットケーキと何が違うんだろう?バターの風味が強いのかな…と食べる前からワクワクだった。

ただ…。ホットケーキの難点は、いっぺんに何枚も焼けないこと。本当はお皿に2,3枚くらい重ねて食べたいところだけど、いつも焼き立てのアツアツを食べずに置いておくのを我慢できない。今回もやっぱり我慢できなくて、1枚ずつ食べてしまった。

気になる感想はというと、まず、すっごいもちもち。弾力のある食感で、フワッと軽いというよりも食べ応えは割とあるほう。甘さは控えめで、紅茶の生クリームとの相性がバッチリだった。

あっという間に2枚平らげる。次はメープルシロップをかけてみようかな。それにしても、袋には「ホットケーキミックス150gで8枚分」と書かれていたけれど、作ってみたら300gで7枚だった。特別大きく焼いたわけでもないのに…。一般的なホットケーキの大きさって、一体どのくらいのものなのだろう。

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