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【エッセイ】思わぬ形で自意識が薄まった話

私事ではありますが、この度、noteの累計閲覧数が10000ビューを達成いたしました。
本当にありがとうございます。
特に目標として設定していたわけではないのですが、いざ数字として「これだけ読まれている」という実感を目にすると、「これからも頑張ってみよう」というモチベーションがムクムクと湧いてきます。
これからも何卒、ご贔屓していただければと思います。

とはいえ。
やっぱり、地道なんですよ。

noteには「ダッシュボード」という機能があって、累計閲覧数や1記事あたりの閲覧数、スキされた数など、知りたい数字をほとんど知ることができます。しかも、週単位、月単位などの分析もできる。なかなか優れた機能です。
それで見ると、だいたい1記事あたりの閲覧数は100ちょっとぐらい。アベレージ120ってとこですね。
イキった中学生のボウリングのスコアぐらいです。カーブ覚えたて。
以前は「スキ大喜利」というのをやらせてもらっていて、スキされた時のお礼コメントで大喜利をするという。なかなか好評でした。またやります。
最近はTwitterに記事のスクショを載せて、リンクに誘い込むという「キャッチ方式」も採用しました。インスタはリンクを貼れないので、全文スクショしてそのまま投稿しています。
こんな感じで、他のSNSと連携する形を取って、少しでも多くの人に読んでもらう工夫を凝らしています。露骨な「頑張ってます」アピール。
ちなみに、note内でフォロワーを増やそうと手当たり次第に色んな人をフォローしたら、フォロバ100%!みたいなマルチ紛いの奴にいっぱいフォローされて嫌になりました。
そもそも、noteを利用している人は大体がクリエイター側なので、発信したい同士で食い合うという事態が発生するんですよね。どちらかというと、note外の人に発信したほうが効果的というか。BtoBかBtoCの違い、とでも言いましょうか。
まあそんな感じで、試行錯誤をしているわけです。もちろん、内容の面白さは最大限努力する、という大前提のもとで。

それでもですよ。
だいたい閲覧数はアベレージ120です。
そりゃそうなんですよ。僕という人間自体に大したヒキがあるわけじゃないんで。「バズる」みたいな確変が起きない限りは、僕をある程度知ってくれている人に対しての発信に留まってしまうのが現状です。
そういった方々、本当にありがとうございます。
ただやっぱり、なるべく多くの人に読んでほしいというのが本音です。書いてる以上は。

でも、ふと思ったんですよ。
これだけ手を尽くしてもなお、見てくれる人は限られる。
じゃあ、自意識過剰って何なん?っていう。

他人にどう見られているかがどうしようもなく気になるから、自意識に目を向けて、行動が制限される。つまり、自分の行動が常に見られている前提の考え方なんですよね。
いやいやいや、誰もそんなの見てない見てない!
これだけ「見てくれ!!」と祈るような思いで物を書いて、宣伝して、やっと120ビューですよ。まだまだ足りてないんですよ。
それを、自意識過剰によってさらに自分を制限して、範囲を矮小化していたとしたら。意味分かんないですよね。
いざ自分が対外に向けて発信する立場になって初めて、自意識の無意味さに気付くという、ある種のパラドックス。でも、確かな進歩。
「誰も気にしてないから大丈夫だよ」と、人にいくら言われても信じられなかったものが、自分の体験一発ですんなり飲み込めてしまうものなんですね。
百聞は一見にしかず、ですよ。マジで。
長年、自分を悩ませてきた自意識過剰という迷宮入り寸前の事件に、少しずつ解決の糸口が見えてきました。

そんなわけで、自意識から解き放たれた今後の私に、乞うご期待。という話でした。
口酸っぱくお伝えしておりますが、ご覧いただいている皆様、本当にありがとうございます。
閲覧数が伸びていくことよりも、どれだけ心に響くものを書けるか。その本質を忘れることなく、これからも精進していきたいと思います。
百ビューは一見にしかず、ですね。
お後がよろしいようで。

(完)

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