何気ない日だけど

 今日は私の子育てにとって節目のような気がするので、書き留めておきます。
 4歳の息子。「ママとじゃなきゃ寝れない」がいまだに口癖で、とてもかわいい息子。
その子が、最近幼稚園で会うと私と妹には塩対応なんです。門を入った瞬間、ダッシュで目もくれないし、一才の娘(兄大好き)が「むすこちゃーーーん」と叫んでも立ち止まりもしない。
 照れてるんだな、ママと妹と遊ぶより先生やお友達と遊んだ方が楽しいよね、って思うのと同時に寂しさが湧き上がりました。
息子はきっと帰ってきたらまたあの笑顔で飛びついてきて、べったりくっついてくれるのでしょう。家の中では。
 でもきっと外では先生や友達に甘えた顔を見せたくなくって、私とはどんどん距離を置くようになるのです。きっとそれが成長。間違ってないのに、ただしい成長なのに、なんでこんな寂しいのでしょう。
 「ずっと甘えんぼじゃ困る」なんて思っていました。場所見知りや人見知りが激しくて、幼稚園に行けるのか本気で心配していました。
でもこんなに幼稚園、先生やお友達が大好きになってくれてうれしい。嬉しいのと同時に、家以外で居場所を作れた息子を誇らしいとも思います。
 私はまったくいい母ではないので、家族といても「たまにはひとりになりたい」なんて思っていたりするけど、いつかそう思っていたことすら懐かしむくらい、子どもたちはそれぞれの世界を自分で作っていくのでしょう。

 今おんぶで寝かせた娘もずっと赤ちゃんな訳ないのに、成長って嬉しいのになんでこんなに寂しいんでしょう。
きっとふわふわでちょっとつめたいほっぺたの温度や感触を懐かしむ日は来るし、ため息をつきながら食べ散らかしたテーブルの下のゴミを拾うこともなくなる。
「ぎゅーして」と言ったら「ぎぅー」ってしがみつくようにハグしてくれることを噛み締めようと思います。かわいくて永久保存したい。

 手が離れるなんて、まだまだ先だと思っていたけど、そう遠い未来じゃないのかもしれない。

 とりあえず帰ってきた息子はぎゅうっと抱きしめようと思います。まだ嫌がられない、はず。

嫌がるようになっても、母はきみたちのことがずっとずっと大好きだよって伝えたいです。
わかってくれるかな。

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