憂鬱症、神経症、依存症とその対処策

飽きること、気になること、不安になることの三つが常にバランスを保たないと、憂鬱症、神経症、依存症になる。

不安を失った時、憂鬱症になる。過去の対象から離れきって飽きているが、かといって次の新しい対象も気になっていない。例えれば、たくさんの部屋を移動して全部違う部屋なのに、全て似たような感じであるような状態。対処策は、たくさん移動している部屋に実は共通して現れている物事に気づくこと。つまり、頭の端っこによく浮かぶこと気づければ、自分が新しい対象に踏み込むことができる(不安を抱えても)。アニメ『四畳半神話大系』は憂鬱症の若者の話です。

飽きることを失った時、神経症になる。新しい対象が気になりすぎて、過去の対象から離れることが不安になっている。例えるなら、部屋の壁のどこかに穴が空いていて、そこから誰かが覗き込んでいるのを感じている状態。対処策は、壁を隠している物をちゃんと片付けて、その穴を見つけて覗いてみること。つまり、その不安がいつ起きて、それが何の不安なのかを言語化すること。そうすれば、踏ん切りがついて(飽きて)、新しい対象に向かえる。

気になることを失った時、依存症になる。過去の対象に飽きているが、そこから離されて新しい対象に放り込まれる不安の気持ちの方が優る状態。例えれば、部屋に監禁され、被害者側であるはずがそこから頑なに出ようとしない状態。対処策は、正しい人がその監禁者を殺して、部屋に土足で入ってもらうこと。つまり、新しい視点から自分の状態を捉え直すこと。そうすることで、新しい対象を発見できる(気になること)。

まとめる。
不安がない憂鬱症には、繰り返し出ている共通項に気づくことで、不安を取り戻し踏み込める。
飽きることを失った神経症には、不安を言語化することで、飽きることを取り戻して踏ん切りが着く。
気になることを失った依存症には、自分の捉え直しをすることで、気になることを取り戻して発見ができる。

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