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Writing Tip [書くトレーニング]

たまには誰かの役にたつ記事が書きたくて、今日はわたしが学生時代に教わったことをみなさんにご紹介します。

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英語を勉強している方はたくさんいると思います。

きっと多くの方は英会話がメインで、英語で会話ができるように!とか字幕なしで洋画が見れるようになりたい!という目標をもって日々がんばっているんじゃないかなと思います。

この記事はそういう聞く・話すという力ではなく、「書く」という力をのばしたい方にぜひ読んでもらいたいです。

わたしは大学の英語のライティングの授業で教わったので、英語のライティング力を上げたい方には特におすすめです。日本語や他の言語を学んでいる方にもきっと効果はあると思います!(※今回は英語学習として話しますが、ぜひ試してみてください)

ライティング力を上げるのは難しい

英語を勉強するうえで読む・聞くといったインプットは個人でも比較的かんたんに学習できると思います。

ただ話す・書くといったアウトプットはなかなか1人ではできませんよね。

そして特に書く/ライティング力はあまり重視されないため、その学習方法も他の3つの技能に比べて情報が少ないように思います。

わたしも一番ライティングが苦手で、学生時代アカデミックな内容を書かなければいけないレポートは毎回手こずっていました。

ライティングの精度を上げるのに一番いいのは、自分が書いた文章を誰かに読んでなおしてもらうことです。できれば自分よりも英語力がある人、一番いいのはネイティブスピーカーの人に読んでもらうこと。

とはいえそうそうネイティブの知り合いはいないと思います。

それにそもそも「英語で書く」という作業に不慣れすぎて筆がすすまないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

これから紹介する方法はそういう方に特におすすめしたいです。誰でもできますし、道具・・・はいりますが特別な物は何も必要ありません。


書くことに慣れる練習

まずは書くことに慣れましょう。ということで、

1. 10分間書き続ける

はい、以上です!

え、それだけ?って思いました?思いますよね?

授業ではじめてこのトレーニングを紹介された時のわたしもそれだけ?って思いました。

でもこれがなかなかに難しいんです。

ちょっとあの説明だけだと不親切なので具体的なやり方を説明しますね。

まずタイマーを10分セットします。カウントダウンを始めると同時に書き始めて、タイマーが鳴るまでできるだけ止まらずに書き続けます。

その時に

・つづりも文法も気にせず書く!

・間違えても極力消しゴムは使わずに

ということを意識して書きまくります。

ライティングの練習でつづりも文法も気にしないで、しかも消しゴムも使わないんじゃメチャクチャな文ができあがるじゃないか!

と思うかもしれませんが、いいんです。

このトレーニングの目的は書くことへの抵抗を減らし、書くスピードを上げることなので、文法とかはそのあとの話。

ちなみに今の世の中紙に書くことの方が少ないと思うので、パソコンでも同じように10分間打ち続けてみてください。パソコンだと簡単に消せるので、1つ目のつづりも文法も気にせず書く、ということだけに集中してもいいかもしれないですね。

何も気にせず書き続けるだけならできそうな気がしませんか?


続けるヒント

とはいえ10分書き続けるのって結構大変です。途中で止まったり、もう書くことがない!ってなります。そういう時の助けになれればといくつかヒントをのせておきます。

・トピックはあらかじめ決めておく

ノープランでいきなり10分書き続けるのは日本語でも無理だと思うので、まず何について書くかお題を決めてそれにそって書くといいと思います。

例えば最初の方は自己紹介とか好きなこと、趣味とか簡単なことを。(簡単な文を組み合わせるだけでも成り立つことだと書きやすいと思います。)

だんだんなれてきたら今週あったよかったこととか明日の予定とか。(時制を合わせる練習にいいです。)

もっとレベルを上げたい人は時事問題について述べてみたり、好きな物の理由を順序立てて述べる、とか。(日本語とは正反対の「まず結論を述べる」という英語のライティングのルールや接続詞の練習になります。)

・記録をつける

トレーニングと言っているので筋トレと同じで継続することが大切です。

そのときに達成感や成長が見えないと続ける気力なくしますよね。

なのでこの10分間トレーニングをした日付とトピック、何単語書いたか、という記録をつけるとモチベーションが上がると思います。

できたら書いたそのもの(ノートかデータか)も残しておくと後から見返した時におもしろいです。

続けていけば確実に10分間で書ける量は増えます。その成長が目に見えると結構うれしいですよ。

あと記録をしておけば後から同じトピックで書いた時にその成長が見られると思います。長く書けるようになっていたり、質があがっていたり。

・トピックのアイデア集

ネタ切れするとやる気がなくなると思うので、思いついた時に次はなにで書こう、とか考えてネタ帳みたいにストックしておくのもいいと思います。

ここにもいくつかアイデアをのせておきますので、よかったら参考にしてください。

初級

自己紹介/家族紹介/わたしが好きな物/嫌いな物/趣味について/行ってみたい場所/1日の予定/ペットについて/やってみたいこと

中級

今週あったよかったこと/週末の予定/子どもの頃好きだったこと/今までで一番嬉しかった思い出/犬か猫か/将来の夢/夏休みの思い出

上級

儲かるけど好きじゃない仕事か好きだけど儲からない仕事どちらか/生まれ変わるなら何になりたいか/タイムマシーンがあったら過去か未来どちらに行きたいか/男と女どちらが徳か/魔法が使えるなら何がしたいか/愛とは

最上級

原子力発電についてどう思うか/若者を選挙に行かせるにはどうすべきか/日本は移民を受け入れるべきか/制服はあったほうがいいか/男女共学か別学か/成人は何歳からがいいか/中絶はいいか悪いか


もっと有効活用するには

10分間書き続けると結構疲れるので、書きなぐって終わってもいいんですが、このトレーニングをもっと有効活用する方法もお伝えします。

1. 書いたものを読んでみる

10分間で書き上げた物を自分で読み返してみてください。声に出してみるとなおいいです。意外と後から読むと「?」ってなったり支離滅裂だったりするので読み返して次回につなげてみるといいと思います。

2. 手直しをする

1の延長で、自力で添削してみてください。

文法間違えたな。とかこのつづりわからなかったんだよな。っていうところの確認をしたり、この文とこの文は入れ替えたほうがわかりやすいな。とかここにこの単語を入れたらもっと伝わるんじゃないか。って読む人の気持ちになって直してみてください。

ちなみに主語がなかったり、時制があっていなかったり、冠詞がないことが日本人は多いんじゃないかなと思います。わたし自身も含め。

3. 紙でもデジタルでもやってみる

学生の人だと今まで紙の上で勉強してきたからか、いざパソコンに英語を打ちこもうとしてもつづりが分からなくなったりするかもしれません。わたしがそうだったので笑

あと単純にパソコンになれてない学生さんも多いのでは?

単純に何回もパソコンに書く練習をしていけばタイピングのスピードもあがって日本語でレポートや宿題をするときもストレスが減ると思います。

反対に英語力を証明する時の試験(主にIELTS)では手書きでのライティング力が必要になります。

そういう時に手書きになれていないと戸惑います。それに消しゴムを使わないで構成を変更(加筆・入れ替え)することになれておけば、試験時間を無駄にしなくてすみます。

試験を受ける予定がないっていう人も、たまにはスクリーンから離れて鉛筆を握ってみませんか?ということで、ぜひみなさん気分に合わせて紙とデジタルどちらでもやってみてください。


最後に

軽い気持ちで書き始めたのに、思いがけず伝えたいことが後から後から出てきて長くなりましたが、日々勉強をがんばっている人やどうしても英語のライティング力を上げなければいけない人の力に少しでもなれたら幸いです。

正直わたしもしばらくこのトレーニングをしていないので、リハビリもかねて久しぶりにやってみようかと思います。書けたらここのせてみようかな?

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