【読書感想文】「日本人は論理的でなくていい」
こんばんは。
初めての共通テストが終わりました。
毎年の習慣で、自己流の解答解説書簡集を作り上げ、ほっと一息なwizです。
さて、今日は読書感想文です。
「日本人は論理的でなくていい」
この本は、研究会(勉強会というか教科の部会)で知り合いになりました他県の化学の先生から紹介していただいた本です。その先生は博学で思考も深い。少しでもその先生に近づくためにどうするか。その先生が読んでいる本を読もう。ということで、読んでみました。その感想文です。
私的理解ですが、
「日本人には日本人に合ったやり方や考え方がある。それを理解することでもっとよくなるのではないか」というもの。
いくつかのテーマがあり、1テーマにつき3ページ程度の内容なので、とても読みやすくなっています。一日1テーマなんて読み方もあるかも。私は一日で読んじゃいました。
気になったテーマは2つ。
『「形から入る」日本独自の伝統』
日本文化は説明を嫌う傾向にある。続けていくことで何年もたってから、その行為の意味が分かってくることが多い。日本文化は自分で考え自分でわかることを大切にする。簡単な説明で陥りやすい”単純な理解”を否定し、自然そのものを正面から見据えようとする。
・・・確かにそうだなと思った。
自分もつい説明を求めがち。そして単純な理解をして知ったようになる。
それを生徒にも求められているだろうと思い、すぐに説明して単純な理解を促進する。
本当はよくないんだけど、時間もないし、
「早く記憶をよびおこす」ことを求められる学校・試験という文化の中、
なかなか”自ら考えて見つけ出す”ということをできないもどかしさを
日々感じています。
考える・見つけるための時間が欲しい。
親切さ
「ケネディという人は頭が良い。良すぎて、他人がついていけないときに、自分が相手のところまで戻って連れてこようとする熱心さが少ない。」こういう”親切さ”こそが鍵であり、それが自分の研究や仕事を助けてくれる。
・自分の仕事を人は本当に理解しているか ・それを人にわからせる能力があるか ・きちんときかれたことに要領よく真正面から答えることができるか。
・・・日ごろの自分の行いを省みる文章です。一方的な内容伝達になってやしなかったか。自分が相手のところまで戻って連れてこようとしているか。熱心さは…ないなぁ。なんだか身につまされる文章で心に残りました。
ほかにもいろいろな個所で「これは!」というものがあるのですが、ありすぎて書ききれません。ぜひ本屋さんなどで見ていただければ嬉しいです。
今年は昨年以上に本を読んでいこうと思っています。
そしてインプットとともにアウトプット!
化学とミニ実験、心理学のほかに読書感想文も加えていきたいと思います。
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