研究概要書 A4 1枚

こんばんは。

かしーです🧪

研究概要の書き方って、本当に色々な宗派がありますよね。
ポスター風に作ったり、学会要旨のように文字多めで作ったり。


僕は後者の宗派だったので、それで説明させていただきますね。

では、ページの上から順の流れで説明します

タイトル
名前


書きましょう。

自分の研究をひとことで表現

1番上のコレがあるかないかで内容の入りやすさが違います。
また、忙しい人事の方々に親切です。
どんな研究をしているのか、1発でわかるようなキラーフレーズを考えましょう。

イントロ・緒言

とにかくわかりやすく!

そのために僕が意識していたのは、
「結、起承転結」を意識して書くことです。
・どんな研究か
・先行研究、これまでの技術
・その良いところ、注目点
・問題点
・自身の研究でどこまでやるか

この流れに沿うだけである程度、「わかりやすい感」を出せると思います。

書き方が全然しっくり来ない場合は、一旦この流れを試してみてはいかがでしょうか。

僕は、これに加えて、研究フローのイラストを載せていました。

とにかく、わかりやすければ何でも良いです!


実験操作

どんな手法をとっているのかザックリと書きます。
下の実験結果と合わせてみてもらう感じですね。


実験結果・考察

データを文章で説明した上で、グラフや写真で「わかりやすく」見せましょう。

例えば棒グラフが4本ある場合、
自身の手法を使った場合のデータがどれか、赤い丸で囲むなど、です。

写真のインパクトは大きいので、写真データがある場合は積極的に使いましょう。

化学系の方々には、接触角やSEM、TEMなどの写真。誰が見ても違いがわかるのでオススメです。


今後の展望

今後どういった実験を行うのか、この技術を応用したらどうなるのかを示しましょう。

多少の妄想が入っても大丈夫だと思います。

あなたの技術がどのように、社会へ生かされる可能性があるのか、自分の立場を示しておきましょう。

応用先の話を聞かれることも多かったので、自分で考えておくことが大切だと思います。

実績(あれば)

学会発表や、論文投稿があれば、書いておきましょう。
真面目に研究に取り組んでいるアピールになります。

企業の研究職でも学会は結構出るからね〜と、触れてもらえることが多かったです。


以上で、
文章800〜1000文字、写真3〜5枚、
くらいになったかなと思います。


まとめると、
わかりやすく!です。


文章も適宜、太字や下線を使ってわかりやすくしましょう。


書き終わったら研究室の先輩たちだけでなく、同じ学科の違う研究室の子に見てもらうと良いと思います。


最後に、
個人的に思うNG研究概要

・フォントが異常に小さい
小さくても10ptくらいまでにしましょう。
研究概要を複数見ている人事の目がチカチカしてしまいます。

・フォントの大きさがバラバラ
怪文書みたいになります。
目立たせる部分は太字や下線を使いましょう。

・図なし
情報が頭に入ってきません。


他にもNG研究概要があれば是非教えてください!


今回は以上です。

良い研究概要書ライフをお送りくださいね!


化学系の大学院生 かしー
@chemsyuinvest

Twitter↓
https://mobile.twitter.com/chemsyuinvest


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