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初年次教育実践の論考が公開されました

久しぶりに、初年次教育関連の論文を出しました。

大阪経済大学経営学部の初年次教育科目「アカデミックスキル」から学生が学び取ったものを探索的に分析した論考「初年次教育科目における教員の意図と学生の学習意欲 ー振り返り記述からの探索的分析ー」と、同科目の教育実践の詳細を紹介した「多人数クラスにおけるアクティブラーニングの工夫 ー初年次教育科目「アカデミックスキル」における授業実践ー」です。

いずれも、同科目を一緒に担当している藤田里実先生との共著で、『大阪経大論集』75巻1号に同時掲載されています。

同科目は、2022年に新規開講されました。経営学部の一年生全員が履修する科目で、初年度は564名を3名の教員が、2年目は692名を3名の教員が担当しています(3年目の今年は再び3名)。1クラス最低で50名ほど、最大では90名近い大所帯のクラスもありました(今年はだいたい60数名ずつ×11クラス)。

アカデミックスキルを学ぶ初年次教育科目をこんなに他人数のクラスで、少数の教員が担当するというのは、なかなかないと思います。私と藤田先生は4クラスずつ担当してきました。いやあ、私たちよく回せているなあと自分たちでも感心しているのですが、これがまぁうまくいってるんです。

これだけの人数のクラスをどうやって成り立たせているのか、どんな内容を扱っているのか、学生たちは何を学び取っていたのか、とくに何が学生たちに好評なのか、などなど、かなり詳しく報告しています。ぜひお読みください。

ちなみに3年目の今年は、過去2年の内容を少し改訂しながら進めています。これまた、なかなか面白い実践ができているんじゃないかなと思っています。

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