見出し画像

アイ・ラヴ・グリーンカレー

本日はグリーンカレーのお話です。

前回の記事では私の好きなグリーンカレーペーストの作り方についてお話させていただきました。

日本ではなかなか入手困難な食材を多用して作る私の好みのレシピですが、作る機会があったら是非試していただきたい手作りグリーンカレーペーストです。

画像1

フランスでは幸運なことに各地域にあるアジア食材を取り扱うお店に足を運べば、アジア料理に必要な食材は一通り揃えることができます。

ただ私のようにパリやリヨンのような大都市ではなく、地方の小さな町に住んでいるとアジア食材を取り扱ってお店でも、日本食材に限って醤油とお米以外は購入することは困難です。

例え日本の味噌や味醂を見つけたところで高額なため、お正月に作るおせち料理など特別な料理を作ろうと思わない限り、日本食材を購入することはありません。

さて話を戻して今回は前回紹介したグリーンカレーペーストから、私がよく作るグリーンカレーの作り方です。

画像19

ちょっぴり手間のかかるレシピですが紹介させていただきます。

グリーンカレーに必要な食材は以下のとおりです。

【グリーンカレーの材料と分量 2人前】
鶏むね肉        2x100g
ナス          100g
赤パプリカ       1/ 2個

グリーンカレーペースト 150g
ココナッツミルク    200g
ライム果汁        10g
ナンプラー        10g

バスマティ米      150g
水           190g
油             5g
塩             1g

まずは具材の下準備からです。

画像20

鶏むね肉の下処理はソミュール液に3時間付けた後に、水分をしっかり取り除いてからラップで筒状に丸めて整形した後に火入れをします。

画像2

ソミュール液の作り方と扱い方の詳しい説明等はこちらの記事で紹介しています。

整形した鶏むね肉はジップロック等の袋に入れて60〜63度の湯煎に沈めて1時間低温調理しました。

これで鶏むね肉をしっとり、且つジューシーに調理することができます。

画像3

続いて付け合せの野菜の下処理です。

ナスは塩でアク抜きした後に水洗いして水分を良く取り除いておきます。

画像4

ナスの下処理方法とその効果についても過去の記事で詳しく説明しています。

下処理が済んだナスは油を引いたフライパンで片面ずつ中火で焼き、両面焼き色がついたところで少量の水を加えて蓋をして蒸し焼きにします。

画像5

ナスに火が入ったことを確認できたらフライパンからナスを取り出しておきます。

画像6

赤パプリカは細長い三角形にカット。

フライパンに油を引いてひとつまみの塩を入れて表面をさっと強火で炒めてから火加減を弱火に落とし、こちらもナス同様に少量の水をフライパンに入れ蓋をして1分間ほど蒸し焼きにします。

画像7

パプリカは歯ごたえが少し残るくらいまで火を入れて、甘みを引き出す火入れ加減がグリーンカレーの具材としては私好みの調理法です。

画像8

具材の下準備ができたところでグリーンカレーソースを仕上げます。

こちらのグリーンカレーペーストには既にグレープシードオイルが含まれているので、鍋にペーストを直接入れて弱火に1分ほど炒めて香りを引き出します。

画像9

ペーストの香りが出てきたらココナツミルクを加えて一度沸かします。

画像10

ニョクマムとライム果汁を加えて味を整えます。

画像11

グリーンカレーペーストはミキサーでしっかり撹拌したもののコリアンドルやレモングラスがソースにした後も口当たりが少し気になるため裏込します。

画像13

もちろんソースを裏込さなくても全く問題ありません。


なめらかになったグリーンカレーソースに別で調理しておいたナスと赤パプリカを入れて温め直して完成です。

画像12

一緒に味わうお米はバスマティ米を準備しました。

画像14

炊いたバスマティ米は、ポップコーンや枝豆の香りに例えられるこちらのお米。

画像15

私のお気に入りのお米です。

一合に対して炊く時に少量の油とひとつまみの塩をして炊きます。

炊けたバスマティ米はグリーンカレーソースと一緒に一つのお皿に一緒に盛りつけます。

火を入れた鶏胸肉は湯煎で温めてからカットして盛り付けます。

画像18

仕上げにパクチーも。

画像16

タイバジルも添えるとより香りの変化を楽しめますが、今回は入手できなかったためあえなくタイバジルは断念。それでもパクチーはこのフランスの寒い外気でも自宅の庭でたくましく育ち、一部は花を咲かせ始めたので見た目に彩りと味わいの香りに華やかさも楽しめるようにしてあります。

全体的の味の印象は辛味を抑えてフレッシュのハーブの特徴が楽しめるよう仕上げています。またライムの爽やかな酸味とココナッツミルクの甘い香りとコクが病みつきになります。

ナスとパプリカのとろけるような食感はグリーンカレーソースと相性抜群です。

ソミュール液での下処理と低温調理により、単体で既に旨味と柔らかさを楽しめる鶏むね肉の存在はグリーンカレーを格別で特別なヒトサラへと輝かせてくれます。

画像17

カレーと名前のつく料理が好きな私にとって月イチと言わず、一週間に一度は食べたいグリーンカレーのレシピ。

寒い冬にもぜひ味わっていただきたいヒトサラです!!

YouTube動画では私の料理を紹介しています。高評価・チャンネル登録していただけると励みになります。
————————————————————
✅チャンネル登録はこちら
https://youtube.com/c/ChatelCuisineChefIchi

✅こちらもフォローして頂けると大変励みになります!!

✅【Instagram】
https://www.instagram.com/chef_ichi/

✅【Twitter】
https://twitter.com/chef_ichi

✅【Facebook】
https://www.facebook.com/shoichi.onose

✅【linkedIn】
https://www.linkedin.com/in/shoichi-on


Chef Ichi

最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。 感謝です!! Youtube撮影用の食材代として使わせていただきます。サポートしていただけると非常に助かります!