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これからの『お店』を考える レポ(今さら)

イベント行ってから2週間経ってるけど。。。

というわけで10/31(木)に行われた「これからの『お店』を考える」というイベントについて備忘録的にまとめてたメモをアップ。

特に面白かったのは、第一部の「つくる、つたえる、とどけるのシームレス化」でのこれからのECは"総合格闘技だ"って話かな〜。

イベント概要

なんと、贅沢な三部構成!
1. 「つくる、つたえる、とどけるのシームレス化」
2. 「リアルとECの融合」
3. 「D2Cの未来」

詳細は上のリンクから。

第一部:これからのECは"総合格闘技"だ!

テーマとしては「つくる、つたえる、とどけるのシームレス化」
話の大枠は、ECがどう変化しているか、これからのECにおいて大事なことは何か、そのためにnoteはどう進化していくのかその方向性という感じ。

まず、ECで実現すべきユーザー体験は2つに別れてきている。

A)機能系統
B)意味系統

AタイプはAmazonが代表格で、サイトの作りやら決済やら流通やらがどんどん仕組み化されて、ユーザーからしたらどんどん「便利な」ECサービス。
差別化ポイントとしては「機能」的な部分となり、いかにユーザーの生活に溶けこませるか、回転数や露出数を上げていけるかみたいになる。

Amazonのダッシュボタンみたいな感じで、日用品を自動的に買えるみたいに、機能を洗練させて「便利さ」で勝負。

Bタイプは中川政七商店のように、ここでの買い物が楽しい、自分にとって「意味がある」と感じられるECサービス。
差別化ポイントは「世界観」を作れているか。その商品を買うことでユーザーはどんな世界観に属するのか、そして、買った先の世界がどれほど素晴らしいのかをイメージしてもらえるか。

例えるならBタイプの商品はディズニーランドのチケットに近い。
あくまでチケット(=商品)はディズニーランドという「世界」に入るための手段であって、目的はその世界に入り、その世界の住民として楽しむこと。そう考えると商品を購入することは、ユーザーにとって魅力的な世界へのチケットであるか、ユーザーのアイデンティティになりうるか、がポイントになってきそう。

AタイプはまあAmazonに任せるとして、Bタイプを突き詰めていく上でもう一つ重要なのが、商品の購入だけに焦点を当てるのではなく、購買プロセス全体を設計すること。

・商品を知ってもらう
・比較検討して選んでもらう
・商品を実際に購入してもら
・商品を届ける
・ユーザーが発信したくなる仕掛けをする

これは最所さんのnoteがすごくわかりやすかったのだけれど、もはや売り手は「購入」をゴールとして設定するのではなく、むしろユーザーとの関係構築のスタートとして捉える必要があり、そのためにはプロセス(購買サイクル)全体をデザインできているかがキーとなる。


イベントのトークでは靴を例として、靴をただ購入してもらうことだけを考えるのではなく、靴ができるまでのストーリーを伝えたり、届いた時のワクワク感を演出したり、購入後に靴をどう並べたらオシャレに見えるのか発信したり、修理の方法を提供したり、、、、といったように点ではなく「面」を意識すると良いのかなと。

それで、このようにECにとって大事なことが整理された上でnoteというサービスがどういう方向性で進化するのかについては、まだ確定ではないらしいので正式なリリースをお楽しみに。


第二部:ECプラットフォーマーのリアル進出

さて、第二部ではBASE等の4社のECプラットフォーマーの方が登壇し、人気のショップの特徴や、ブランド立ち上げ時に陥りやすい罠、そしてリアルへの進出の理由を実例もたくさん踏まえながら紹介してもらった。
(第二部の途中あたりからメモを取る手が疲れてきてざっくりとした内容)

・人気のショップは
各社の話をまとめるとこんな感じ
 - SNSの運用は必須で、ファンとのコミュニケーションを取れている
 - ショップのコンセプトがはっきりしていて"人に語れるお買い物"ができる
(第一部の世界観の話に通じるなと)
 - まあでもやっぱり商品力は前提条件の模様

・リアルへの進出理由
 - プラットフォーマーがリアル店舗を持つことで、クリエイターのオフラインに進出する際のハードルを下げている
 - 実演販売や、ワークショップ等リアルでしかできないことをするため
 - 新規のお客さんとの接点を持つため

ブランド名をメモってなくて悲しいのだが、個人的にはどこかのアロマの例がすごく面白かった。

曰く、ユーザーにweb上でアロマのブレンドを選択してもらい、リアル店舗で確かめにきてもらうようにしているとのこと。店舗にくる動機付けをしており、こんな風にwebとリアルを統合した体験を設計できるのは素敵だな〜と。


第三部:海外のD2Cってそんな風になってるんだ

最後のトークセッションは「D2Cの未来」について。

そもそもD2Cについてふわっとしかわかってなかったから、最初に一気にD2Cとは何で何が新しいのか、等の基本を解説してもらえてよかった。

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その本質的なところはD2Cの未来という本が出版されるらしいのでそちらに譲ることにする。(手の限界)


まとめ

しりすぼみ感がすごいけど、最初から最後までなるほどや、そうなんや〜って思える学びがたくさんあったイベントだった!


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