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アーティファクト口内炎

今日は寝られないのでもう一本記事を書いてしまおう。
なんで寝られないのかって? 歯磨きが出来ていないからだ。
いや~、昔はめんどくさくて磨かずに寝るのが当然だったのに最近はもうそんなの考えられないよ! ハッハッハ!
え? なんで歯磨きくらいさっさと済ましてしまわないのかって?
…。
実はだな、悲しいことに舌が口内炎になってしまったんだ。そのせいなのだよ。
ん? じゃあなおさら早くした方がいいって?
…。ん、ああ、そうだな…。

OK。わかった! 白状するよ!
本当は歯磨き粉が怖いんだ。俺はそのせいで口内炎になったも同然なのだから。
昨日の夜の事だ。PCで動画でも見ながら歯を磨こうとしていた時だった。俺は洗面台へと向かった。家の電気は消していて真っ暗だった。
残してきた部屋のかすかな明かりだけを頼りに歯ブラシと歯磨き粉を手に取った。そしてそれをつけたんだ。そう、いつもやってるみたいにね。
だが、明かりがないせいでどれくらい出ているのかわからなかったんだ。全く出てないかもしれないから、気持ち強めに圧したことを覚えてるよ。
そしてそれを確認せずに口に入れたんだ。すると、どうなったと思う?!

恐ろしいぜ!

OMG! そこには大量の粉が付着していたのさ! もう大パニックさ!
明らかな異常事態に舌がビンビンと警告を出していたね。
だが、それでもおいらは悲しい奴隷さ。資本主義の奴隷なのさ。一度出してしまったんだ。使い切らなきゃ ”もったいない” だろう?!
だから、無理してそのまま棒を動かしたのさ。そりゃあもうひでえ有様だったことよ。WASABIとMUSTARDを同時に突っ込まれたんじゃねえかってもうヒリヒリ通し越してビリビリよ!

俺もなかなか頑固な男だからよお、一度決めたら曲げちゃあなんねえ、岩に噛り付いて我慢しようと思ったんだが、ダメだったよ。
白い刺激物は流しにぶち撒けられちまった。おれぁ、負けたのよ。勝負にな。
しょうがなく、残った粉だけでそのまま磨いてたんだが、どうにも舌がおかしんだ。ずっと残るんだ。違和感がよお。だがもう、どうしょうもない。そのまま寝たさ。
結局、朝起きてもそのままだったよ。舌が痛くて何も食う気にならなかったさ。もう一日中気分は最悪さ! 口内炎がこんなにひどいってことを久々に思い出せたよ。
それで今、歯磨き粉が怖くて寝られないのさ。自分の愚かさを悟った気がするよ。なんで今まで無邪気に、何も疑うことなどなく粉を使えていたのかってね。すっかり恐ろしくなっちまった。
それで今、何とか粉を使わないで歯を磨く方法はないか探してるってわけさ。

それで、今君の目の前にはふたつの道があるってことになる。このまま歯磨き粉を使い続けるか、別の方法を探すかさ。
どちらでもいい。君の選んだ道だからな。ただひとつ、大事なことを忘れるな。
それは、自分で決める、ってことだ。とりあえず、それさえ忘れなければハッピーな暮らしができると思ってるぜ、少なくとも、おれぁな。

と、いうわけで、俺はこれから嫌いなやつの口に歯磨き粉をぶち込んでくるぜ! 寝てるとこにな! 世界中を口内炎にしてやる!
いつかあったら敵同士だ!
ま、達者でな!