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#言葉

否定神学的言語観 東洋 芸術 ASD

 芸術家のASDの友人が「幼い頃に"言葉というものがあるから母親とは絶対に分かり合えない"と悟った」と言っていた。僕はそこまで劇的な体験はないが、いつも「理解したい」「理解されたい」と思っていた(思っている)。言葉というものに信頼がない。なぜなのか、少し考えた。    ASDの人間が「空気が読めない」と言われるのは凄く的確な表現だ。空気とは自明なものであるけど、その自明が分からない。呼吸とは無意識にするものだが、意識的に浅い呼吸や深い呼吸をすることもできる。ASDの人は無意識

ポケモンの名前に見る和英翻訳の妙技

先日、英語の先生と話しているときに、ポケモンの日本語名と英語名の話題で盛り上がったので、そのことについて書きます。 その先生はユダヤ系アメリカ人で、来日して日本語の翻訳者になるべく勉強をしている人です。 彼は小学校時代ポケモンカードの収集に熱中したのだそうです。僕は年が年だけにポケモンのことは近年までほとんど何も知らなかったのですが、数年前から iPhone で Pokémon GO をやっています。僕がそのことを話したのが発端でした。 そこで、「君の一番のお気に入りの

忘れられない歌詞たち

好きな歌詞が沢山ある。 少しずつ紹介する。 「夏の始まり」を告げる蝉であるところを「夏の終わり」を告げる蝉とある本曲。 秋になり蝉の鳴き声が聞こえなくなることを婉曲して表現していると感じる歌詞である。 しかし根本的に夏が終わるような出来事があり、その際の虫の知らせを歌った歌詞とも感じられる。日本語の難しさと面白さが同時に襲いかかってくる大好きな歌詞だ。 銀杏BOYZ好きからなる東京・下北発のガールズバンド東京初期衝動の曲から。 友達をやめて絶交するのか、果てまた一線を超え