続いてクラブチーム選手権。

現地ではすでにICU 世界選手権がおわり、いよいよクラブチームの選手権が始まった模様です。こちらは各国のトップランクのクラブチームだけが参加する大会です。
※今年のICU世界選手権には日本からは1チームしか参加してなかったため、なかなか特徴こそ伝えきれなかったかと思います。 また現地に自分が行っていないため、インターネットやオフィシャルページの情報だけが頼り! 本当は今年は見に行こうともくろんでましたが、、、ん-ー出来たら近い将来、また見に行けるといいな、と思っています。

この大会では海外では多く存在する”大会”主催者がトップランクチームを派遣する権利を持っていて、それぞれの優勝チームまたはそれに準ずるチームがその与えられた権利"bid"を持ってフロリダに向かう制度となっています。
ICU同様、いやこちらはさらに多くのカテゴリーに分割され、多くのジムやスタジオが先鋭を送り込んでいます。 

日本でも例年ですとチームにbidを渡し、選手派遣をしてますが、この予選=日本の全国大会がかなり白熱されたものに変わってきています。
もちろん昨今でこの大会に参加しているのは、トップオブザトップのチームには限定されますが、まだライジングチームでもチャンスがゼロではないのが面白いところ! ちなみにアメリカではこの一連の盛り上がりをWorlds Feverと呼び、中には保険を解約したり車を売ったりして家族総出で応援に行くというご家庭もあるようです。 そしてここに行けるかどうか、ここでどんな戦績を納めたか、が多くのジムやスタジオにとって今後の経営のカギを握ることになります。
もちろんすべてのクラブでそうなわけではありませんが、この辺は他のスポーツでもまた日本の同様のチームでも全く同じですよね。

ただこのFever、アメリカでは実は少しかげりが出てきているとのこと。上記の理由で勝ち組が他のジムを吸収したり、買収したり、それがもとでブランチが多く増え、名門ばかりが名を連ねる大会になっていることが、もともとの多くの選手にチャンスを、のコンセプトからずれている!と思う人が増え始めてきているようです。 またもう一つの理由として燃え尽き症候群の若年齢化がますます最近加速しているとのこと。ピークポイントが少しづつ変わってきてるのかもしれませんが、これもまたコロナの影響なのでしょう。

今年は残念ながら"bid"を渡せる権利をもつ日本の大会からは派遣はありませんでした。 でもこれもまた大会主催者の体質がアメリカとは全然違うからかと! 日本はより協会としての要素が強く、あくまでもすべての大会を教育的な場と捉えており、となると文科省、スポーツ庁が絡んでくる少し厳かさがエッセンスとして加わります。 アメリカは大会主催者が協会というより、あくまでも”event producer" とよばれる各種団体。(学生には学生の別の団体があります。) 試合の数もものすごく多く、11月から2月まではほぼ毎週どこかで大会があり、約7,8の大会に出てからこのフロリダの旅となっているのが現状です。アメリカのクラブチームの場合はこの明るい感じが70万人と概算されるクラブチームチアリーダーを育成し、夢を与え続けているのかもしれません。 

日本から初めてこの大会に派遣したのが2011年。
当時選手で出場した選手たちが今指導者になり、自分が体験した素晴らしい舞台を自分のチームで目指していこうと思い日頃レッスンしているのかもしれません! 
さぁ朝の7時頃から夜の11時ごろまでびーーーっちりスケジュールで行われるWorlds。私もレッスンしながら、仕事しながらこの時差を追うのは毎年なかなかの大変さですが、まだまだ見続けようと思います!

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