ジムや整体に行く感覚で夫婦の関係性を見直す夫婦コーチングのすすめ(前編)
こんにちは!橋本ゆり香です。
夫婦コーチングに興味はあるけど、周りに受けている人もいないし実際にどんな感じになるのか想像できなくて不安という声をよくききます。
そこで、今日は実際に夫婦コーチングを受けられたご夫婦に協力いただき、セッションを受けてのリアルな感想をお伺いしました。パートナーとの関係づくりに興味がある方はぜひ覗いて行ってくださいね!
橋本ゆり香(以下、橋本):にっしー&まいさん、今日はクライアントインタビューにお時間をいただいてありがとうございます。何でも率直にお話いただけたら嬉しいです。
もともとにっしーと私はコーチ仲間なんですが、仲間らとの合宿の翌朝に高尾山を見ながら夫婦コーチングの相談を受けたことをよく覚えています。あの時どんな想いで相談してくれたんですか?
夫婦コーチングを受けた理由
にっしー:結婚して今年で15年ぐらい。こどもも2人できていろんな変化がある中で、ある程度ちゃんと日常を回していける関係性はあったんだけど、 なんか日々のやらなければいけないことにどこか埋もれていくような状態もあって。決して悪くはないんだけど、「とてもいい状態」とは感じられていない。でも、ふたりだと時間もないし、ちょっと時間が取れたとしてもそんな深い話ができるわけでもない。
じゃあどうすればいいのかなっていう中で、夫婦コーチングがこの夫婦の関係性に向き合える1つのいいきっかけになったらなっていう想いがあったかな。けど、いざ自分が受けるってなった時はとても抵抗感があったね。
夫婦コーチングへの抵抗感と期待
橋本:どんなことに1番抵抗感を感じていたんですか?
にっしー:やっぱし1番は今の関係性が悪いわけではない中でそれをわざわざ掘りおこしに行くっていう… 掘ったら何が出てくるかわからないし、さらけ出さないと変わらないんだろうけど、さらけ出すと何が起きるかわからないっていう怖さがあったっていうのが当時の心境かな。
橋本:まいさんはパートナーからセッションを提案されてどう思われましたか?
まいさん:夫がコーチングをやってたんで、私としてはやってもいいかなと思っていた。夫婦でコーチングを受けるのが怖い感覚はなかったけど、日常すれ違うことも多かったから少しでも改善できるといいなと。 やらないよりはやったほうがいいなって気持ちはあったと思います。
橋本:やった方がいいと感じていたんですね。
まいさん:やった方がいいというか…、「そんなチャンスがあるなら、ちょっとやってみるか」みたいな気軽な気持ちでした。でも正直なところ価格も価格なので、どうかな~っていうちょっと戸惑いだったり、正直「どれぐらいの気持ちで臨んだらいいんだろう」っていうような迷いもありました。
橋本:勇気と決断が必要な部分ですよね。おふたりが安くないお金を払ってでもやろうってなった決め手はなんでしたか?
まいさん:正直、例えばもし2万円とか3万円ぐらいだったらダメでも別にまあいいかって思うけれど、5万円以上となるともう家電ひとつ買うようなもんじゃないですか。10万円以上になってくるとその金額を2人のことだけに投資するには勇気が必要で。でも、まだまだこれから先を考えた時に、あと20年、30年、 40年共にするって考えたら、もしここでいい関係性が築けるんだったら、それはすごく価値になるんだろうなって思って。(にっしーを見ながら)思ったよね? それで、 「試してみるか」って思いました。
印象に残っていること
橋本:セッションで1番印象に残っていることも聞かせてください。
まいさん:1番印象に残っていること。私、 本当に友達にも紹介している話が2つあるんです。
1つめは自分のことを国として表現するセッションだったんですが、実際にお互いの国に入って、お互いの国の質感とか大事にしてることを改めて体験することによって、夫が大切にしていることが初めて分かったんです。 改めて私と価値観が違うことを理解できました。
2つめは自分たちを象徴する生き物をお互いに描いた体験でした。あの体験で、価値観だけでなくお互いが全く違うんだと理解できたんです。どうですか?(にっしーに向かって)
にっしー:1番は一緒で、今言ったふたりを象徴する生き物でスライムと恐竜になったやつ。自分の中ですごい気付きだったのは、 言葉を使わずに先回りをすることが相手を驚かせることもあるんだなってこと。だから先回りとか、以心伝心が必ずしもいいんじゃないんだなっていうことに気づいたのはとても自分の中で驚きというか、新たな発見になったかな。
あとお互いの価値観を出し合ったことも、やっぱなんだかんだ言って大事にしてるところが近しいんだなっていう、新たな発見ではないけど、お互いがそこを認知できたっていうのはすごいインパクトがあったなって気がする。
セッション全体を振り返って
橋本:全体で半年くらいの期間ご一緒しましたが、その中で気持ちがさがってしまったり、関係が後退することはありましたか?
まいさん:下がることはなく、やって良かったです! 最近は子供のことの業務連絡になりがちでお互いのことを話すことがあまりなかったんです。 毎日子供を寝かしつけながら寝落ちして、朝起きたら家事をしたり子供のことをやったりで忙しくて、今日の子供達のスケジュールを話ばかりしていました。
橋本:なんだかビジネスパートナーのようですね。
まいさん:家のビジネスパートナーのような。もう本当に…、どう家を回していくかっていうことを中心に話してたんですよ。でも、 ゆり香さんと対話するようになってから、 お互いのことについて話す時間を、それこそ私たちは、朝6時半から6時45分の間の15分だけ、コーヒーを入れて飲もうみたいなのを始めて。で、お互い「どう?」って15分話すだけでも随分変わったよね。それを水曜日と土曜日にやろうって言ってたんだけど、最初のうちはそれすら結構大変で…。「お、そこに時間を割くの?」ってなんか大変だったけど、でも、徐々にやっていくうちに、全然関係ない時とかも、朝起きて1時間後に話したりとか、なんか向き合う時間が増えたっていう変化がありました。
にっしー:増えたな。うん。
まいさん:うん。すごく。それはすごく大きな進化な気がします。
橋本:すごい。ふたりの関係には他にどんな変化がありましたか?
ふたりの関係の変化
まいさん:何が変わったかな。とにかく些細な喧嘩とか、なんかこう…、イラっとするのが減りました。
にっしー:うん。減った減った。
まいさん:そういうことが起こった時とかも、割とちゃんとコミュニケーション取るようになったよね。嫌なことがあったとしたらその場で口に出すようになった。これまであんまり解消することなくお互い心の中に溜めて溝が深まることが多かったけれど、その場で夫も私に言ってくれるようになったし、私も夫に言うようになった。セッションを通してお互いが割と違うんだなってのはすごい理解できたから、違うからこそちゃんと言わなくちゃっていう気持ちが生まれたんだと思います。
結婚して長いから、口に出さずともわかってるでしょって思ってたけど、実はわかってなかったということに気づけたからっていう感じかな。
にっしー:そうね。今はちゃんと会話のキャッチボールができている感じがしてて。前はどちらかというと「どうせわかってくれないでしょ」っていう文脈の中でボールを投げて、「ああ、やっぱしわかってくれないよね」っていう整理をしてもう対話を諦めるみたいな感じがあった。二人は違うって認識してからは、本当にフラットな状態で会話ができるようになったかな。
まいさん:夫は繊細なんですが、「この人はこういうところを大事にしていて私はこういうところを大事にしてる、だからこそ対話しよう」みたいな感じになってから、そういう夫婦間のコミュニケーションのストレスがすごく減ったかな。方向性とかが割とあってきたからこそ自分たちのことに、自分たちのやりたいこととか、家族のこととかにフォーカスできるようになったし、夫婦での言い合いもなくなったのが本当によかった。
にっしー:うん、やってよかった!
(後編に続きます)
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