見出し画像

支援学級のその先、子どもの将来を考える

来春から、息子たちが小学校の支援学級に入級することを決めました。

もちろん、悩みました。

支援学級への迷いと不安解消法

今でも、この選択であってるかな?って思うこともあるけれど、散々悩んだ結果、今の息子たちにとって少人数制での関わりが成長に不可欠だと思ったのだから。あとは子どもたちと先生方と、自分の親としての決断を信じよう!と思います。

子どもの将来を考える機会

今日は、支援学級に入ってその先のお話を聞く機会がありとても勉強になったので、綴ります。

小学校で支援学級に所属していたら、次は中学校。そして、その先の進路は?という疑問に対して、地元の中学校の先生から直接、説明が受けられる場に参加させていただきました。

中学校の支援級の授業と評価

中学校になると、①知的障害学級と②自閉症情緒障害、病弱・身体虚弱、弱視、肢体不自由学級の2種類。内容は大きく異なり、知的障害学級は、ほとんどの教科を担任が担当するのがほとんどで、成績は5段階ではなく、文章による評価。

それ以外の支援学級は、9教科専科の教員が授業を担当。5段階評価で定期テストも通常学級と同じ。

(注)滋賀県大津市の情報です。他地域では異なるかも知れませんので、必ずお近くの学校または教育委員会などへご確認ください。

進路を考えるにあたって大切にしたいこと

中学卒業後の進路は、それぞれの課題やねらいによって大きく変わる。

お話を聞いた印象では、我が子の課題を見つけて足りない力をつけることが大切。

客観的な視点で、どのような支援が必要か?をアドバイスしてくださる支援級の先生方の声に真摯に耳を傾けること。

他のお子さんと比べるのではなく、我が子が将来自立して幸せに暮らせるためにどんな力が必要か?どのように関わるべきか?

ずーっと我が子の身の回りの世話をし続けることはできない。ならば、自分でやらせなければならない。

見通しを持って日常生活を送るように関わる。

年齢を重ねればできることが増えるのではない。経験と失敗と試行錯誤を積み重ねるからできることが増えてくる。

自分の口でしっかり話すことができるようになること。

困ったときどうしたらいいかだけはしっかり教える。困っていることを自分から発信できるようにする。

なんでも自分からやってみようとするチャレンジを応援する。

同世代の子ども同士との関わりを大切にする。

高等養護学校、分級室、擁護高等部の三校種では高校卒業資格は得られない。

ならば、なぜここへ行くのか?

その目的は、就労支援。
自分で生活できないといけない。自立して幸せに暮らすために必要なこと。

どうやって生きる力をつけるか?

法律で43名以上従業員を雇用する企業は2.3%以上の障害者を雇用しないといけないと決まっている。

企業側も、障害者なら誰でもいいわけではなく、自分で身の回りのことはできて、任せた作業をこなしせる人を選ぶ。

一番大切なことは、失敗を隠さないこと。

障害の有無に関わらず、子どもたちの将来を見据えて、自立できるような支援が大切なのだと気づきが得られた時間でした。

また、支援級の先生方の心の温かさと、情熱を感じ、素敵な先生方に関わってもらえる生徒たち、子どもたちは幸せだなぁとありがたく思いました。

知らない時は不安でしたが、知るとこんなにも恵まれた環境なのか!と驚きとありがたさを感じました。

新しい世界を知れるきっかけをくれた子どもたちに感謝です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?