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今も「お元気」です。(こぼれたつぶやき)

少し長い“つぶやき”です。

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身の回りのことが自分で管理出来なくなって
介助が必要になった方の家族に生活歴を確認するときなど
「お元気だったときは...」
という言葉が出てしまうことがある。

でも、日常生活を送るために誰かの助けを必要としながら生きているその人が、ふと見せる真剣な表情を見たり、生きてきた年数が歴史になっていると思わせるような言葉を聞いたりしていると
この人は生まれてから今まで、まさに現在進行形で「元気に」生きていると思う。

「お元気だった」って、言ってしまうけれど、この人は過去を重ねて今に至っている、まさに連続体じゃないか。

何事もなく、順風満帆に過ごして長寿を迎える方は珍しい
そう考えると、高齢者であるこの人は、時代を生きてきたというより、時代を生き抜いてきた人

そんなことを思いながら介助をすると、介護負担の大きい方(コミュニケーション含め)に対しても不思議とネガティブな気持ちにならない、こともある。

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おまけで思ったこと

...生活歴を知るために、これまでどんな仕事をしてきたか、どんな経験をしてきたのか等について尋ねたい時には

「お元気だった時は...」というより

「若い時には」「昔は」という言葉の方が良いだろうか?
自分が問いかけられる側なら、「〇〇(出来事)が起こった時は」「40代、50代の時は」といった表現の方が評価が主観的評価が入っていない言葉でしっくりくるなぁ...

なんて
ちょっとした声かけが、今日は気になって背景をしばらく考えていました。

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