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Cheenaです。物書きと楽器制作と手芸をします

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マガジン

  • 音楽の噺

    サウンドハウスの方(https://www.soundhouse.co.jp/contents/column/?mode=list&author=179)でできない短い記事やら没記事やらです

最近の記事

HHKBライクなキーボード「Bilingual Girl」を作ったよ!

去年末あたりにGL516テンプレートというものを入手しまして、基板作って発注してパーツ乗せて作りました。 極めてハッピーな配列に左列を追加、下列を極めて大量のキーに区切った物理配列になっています スペース周辺が連打しやすいトリガーハッピーキーボードだぜ 初期案ではUS配列のキーに変換無変換かな日英(JIS)キーを追加したバイリンガルキーボードということにしていたものの、どうやらShift時の挙動をUS型にするとJISキーが利かないようなので普通のUSキーボードとして運用さ

    • ギター弦のテンション(張力)に関するヒント

      その弦、ギターに合っていますか?弦をゲージで選んでいませんか? その選び方、本当に正しいでしょうか。 ※面倒だったら実用編以降を読んでください 理論編弦楽器の弦の周波数は以下の式によって表されます。 F=(1/2L)√(S/ρ) F:固有振動数 L:弦長 S:張力 ρ:弦密度 ※横振動の固有振動のみ表記 さて、この式にゲージ(弦の外径直径)は関与していません。ということは、ゲージ「だけ」を変えても張力に影響しないということになります。 しかし、太さが変われば、弦1mあた

      • 難易度別・ギターキットのススメ

        楽器を作るのだ、いや、楽器キットを作るのだ! 最初から木材から~フレットワークを~などする必要はない。楽器キットという叡智が我らにはある。作るのだ!! といっても何から手をつければいいか分からないかもしれない。ゆえにこの記事ではどれを買い何をすべきか紹介する。 0.制作前の準備第一に必要な工具とサプライを記しておく。 紙やすりは大量に必要になる。木部や塗装の研ぎ、ネックグリップ調整などでいちいち用意するのは大変なので買い込んでおけば間違いない。スポンジやすりはそうそう使わ

        • 【随時更新中】遺構の地図

          音楽史の中で音楽系ブログが大量消滅をした通称「大絶滅」は数回ある。代表的なものがYahoo! Geocitiesの閉鎖だ。 本記事内では2022年8月初旬にて長らく更新のない、又は更新が非常に少ない、幾つかのブログへのリンクとアーカイブ先を簡単な解説と共に紹介する。また更新があっても重要だと思われる(弊TL好みともいえる)サイトに関しても記載している。 ☆Twitter(https://twitter.com/on_8va_bassa)にURLと共に連絡いただければアーカイ

        HHKBライクなキーボード「Bilingual Girl」を作ったよ!

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        • 音楽の噺
          4本

        記事

          Bass VIの話(改造と調整)

          Bass VI。この記事に向こうではできない多少の脚注と訂正を加えていこうと思う。 https://www.soundhouse.co.jp/contents/column/index?post=1688 現在入手可能なBass VIの系譜は幾つかある。まず記事の通りWarmoth Bass6、Squier Bass VI、Schecter Hellcat VI。Duane Eddy 6-string Bassに再入荷の見通しはない。 追加するのは以下。 Schecter

          Bass VIの話(改造と調整)

          忘れられない一本/Paper Mate Clearpoint

          Paper Mateという文具会社がある。 米国の歴史ある文具メーカーの一角、そのシャーペンを私は使っていた。 私は一時期、米国シアトルに在住していたことがある。2年ほどのものであったが、当然現地校や日本語学校に通うわけである。そこで私が使っていたのが、このPaper Mate Clearpointである。 その名の通り、全てのパーツが透明色となっており、そして数本セットでポップなパッケージに入って売られることが多いこのシャーペンは、地味なシャーペン(先端が格納されなか

          忘れられない一本/Paper Mate Clearpoint

          忘れられない一本/Staedtler 925 25-05

          忘れられない、というより高校生の私が今使っている一本、ステッドラー社の製図用シャーペン。最初に手にした時のことは覚えていないが、確か小学校かそのあたりだっただろう。とりあえず現在のものが3代目である。 便宜上何代目と言っているが、ガワを残して機関部と先端を交換しているのである。初代は製図用シャーペンの宿命である先端の曲がりに屈した。多少の曲がりなら机に押し付けて戻していたのだが、運悪く先端が引いた椅子の足に挟まってしまったのである。強烈に曲がり、ついでにパイプは潰れたため2

          忘れられない一本/Staedtler 925 25-05