有名人に学ぶメンタル　〜メンタルは鍛えるものではなく技術〜

プロ野球選手のダルビッシュ有選手の言葉が、メンタルを強くするための極意のようなエッセンスが詰まっているので、お伝えさせていただきます。

メンタルを鍛えることというのは難しいですよね。鍛えるものじゃないと思うというか。試合の日だったりピッチャーは切羽詰まり、いろんなネガティブなことがでてくる。結果が出なかったりしたらどんどん悪い方向にいく。それをいかに受け流すかっていうスキルの部分で、技術だと思うんですよ。いろんな事が出てくることに対していかにその話を聞かないか。

“お前もうダメなんじゃないか”

“打てないんじゃないか”

自分の声として聞いてるけどそれは自分の声だと僕は思わないようにしています。

変な悪い人が自分の声を似せて自分に言ってきているだけで、それは関係ない。

とにかく今に集中するっていうのが一番大事なので、未来のことを考えない、過去のことを考えない、今ここに集中する。メンタルを鍛える・強くするっていうのは多分そこだと思うんですよ。“無になる”に近いと思うんですよね。

周りのことは気にしない。自分がどういう人間かっていうのをちゃんと理解するのが先だし、どういう価値があるかっていうのを自分で理解するのが大事だし、自分が打てなくてもどうでも全く変わらないんですよ。

そこに気づくとすごいメンタルが落ち着くと思う。

ダルビッシュ有

この言葉にはいくつかポイントがあります。

①ネガティブ感情をいかに受け流すスキルを身につけるか

人間は、ポジティブなことよりもネガティブなことに注意を向けやすく、記憶に残りやすいという性質をもっています。そのため、ネガティブ感情はとても強力で頭の中に残りやすく、自分自身を蝕みやすい存在です。しかし、その感情を受け流すことができるのであれば、ネガティブ感情にとらわれることなく、自分本来の大事にしたい感情で満たされることができるはず
です。

②今に集中することが1番大事。

まさにマインドフルネスの考え方です。今ここに集中する。今、じぶんは何を感じ何を思うのか、どんな状態でいたいのか。過去や未来ではなく今の自分はどうしたいのか。自分自身に問いただしてみたり、ただ感情を観察してみたりと今に集中することがメンタルが強くなる第一歩かと思います。

③自分がどういう人間かっていうのを理解する

自分が何を大事にしているのか、何に囚われてしまうのかなど、自分がどんな人間なのかを理解することがメンタルはもちろんですが、全てのことの根幹にあるものだと思います。すべての人に必要な分野です。

やはり、とても偉大な結果を出されている方には、とても学ぶべきメソッドや考え方をお持ちです。自分がこれからやろうとしていることは、ほぼ100％誰かがすでに挑戦し、悩み解決してきているものです。先人の方々から学ぶことはたくさんありますので、これからもたくさん紹介していこうと思います。