うつは今ではいい経験

私は最近、思うことがあります。

うつになってよかったのかもしれないということです。

もちろん、うつになっている間は苦しいです。最悪な考えが出てくることもあります。軽々しくうつになってよかったと言っていいことではないということもわかっています。

しかし、うつを経験したことで明らかに以前より自分のことを大切にできるようになりました。

うつを経験していなければ、他人のことばかりを考え、自分のことは後回し。他人と比較して苛立ちや嫉妬など負の感情のようなものも湧き出てきてしまう。きっと今でもこんな思考に惑わされて生活していたことでしょう。

しかし、今では、自分のことを大切にし、他人との比較は極力しないようにして、負の感情が出てきたとしても客観的に感情を観察し、自分なりに対処できるようになりました。だからこそ、今、自分のやりたいことをやり、楽しいと思える時間を過ごして生活ができているのだと思います。

これは、うつを経験したからこそ得られたものだと思います。何事も経験です。私はなるべくしてうつになってしまったのだと思います。今の自分ならうつになる前に対処することもできたと思います。でも、当時はそのスキルはありませんでした。うつになったからこそ、学べることもたくさんありました。

これはうつに限ったことではなく、経験したことはすべて何かの糧となるはずです。あとはその経験をどのように意味づけをしていくか。その意味づけ次第で経験の価値は変わってきます。

だからこそ、私は思います。

うつはいい経験でした。