仏教と武士道

マックスウェーバーの中に、「ヒンドゥー教と仏教」と言う本があるんだけど、前に買ったまま読んでいなくて、最近ようやく読んだんだよ。この本の最後のところで、日本の仏教について書いてあるんだけど、日本仏教の担い手は、武士だったと書いてあるのには驚いたよ。日本の仏教の本を読んでも、こういうことを書いてる人はいないからね。そして、日本の歴史の中で、武士は常に「自由の民だった」とも書いてあったよ。この自由性をさらに磨いていくために、仏教の精神的な修行が武士にとてもフィットしたようだね。そして、武士たちは常にコミュニティーを作っていたとも書かれていたよ。この自由な人々が作るコミュニティーが、いつも時代が腐敗した時に、新しい時代を生み出してきたと、マックスウェーバーは見抜いていたんだね。さすがだと思うよ。明治維新も、この武士たちのコミュニティーが自由に交流して、生み出したものだね。また、ヨーロッパの資本主義制度を日本がいち早く取り入れることができたのも、この武士たちの自由の精神だと書かれていたよ。やはりマックスウェーバーは凄い人だね。

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