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共同体論としての葉隠

奈良本辰也さんの現代語訳で「葉隠」を読んだよ。武士道とは死ぬことと見つけたりというのが有名だけど、通して読んでみると、これはコミュニティー論、共同体論として描かれているね。武士とは、決して1人で生まれてくることができないんだよね。やはり共同体があって、その共同体の中のエートス、精神性を吸って生まれてくるものなんだよね。特に、鍋島藩の場合は、誇り高き鍋島武士と言う伝統があって、その伝統を育む共同体がとても大事に思われてるんだね。この共同体の中心は、やはり「誇り」のようだね。そして、この誇りの高さを維持していくのがリーダーシップと言うことになっているようだね。これは現代の、リーダーシップ論にもつながる考えだと思うよ。

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