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結婚する勇気

最近、少子高齢化がよく問題になるけども、結局若い人たちが結婚しないと言うことだろう。晩婚化だよね。その奥には、今の結婚適齢期にいる人たちに、結婚する勇気というのがなかなか出てこないと言うことだと思うんだ。

個人的なことだけど、結婚して30年がもうすぐ経つんだけど、配偶者は精神病院に3回入院したよ。子供は3人いるんだけど、ほぼ1人で育てたよ。かなりきつい坂道を上ってきた感じがするんだけど、後悔はしていないんだ。

もう一度同じ人と結婚するかと言われたら、やっぱりするだろうね。その理由は何かと考えてみると、結局結婚して全く知らない人と30年暮らすことで、自分の中に1つの責任感みたいなものを育むことができたと思うんだよ。

多分、今の若い人たちは、結婚の期待よりも、不安の方が先に立つし、大きいんだろうね。子育てにはお金がかかるし、住むところにもものすごくお金がかかる時代だからね。習い事をさせたりとか考えると、1人しか子供は埋めないとからね。

だけど、結婚に必要なのは、前の崖を目をつぶって、飛ぶ勇気だと思うんだよ。そしてノーリスクでうまくいく結婚なんていうのは本当はないんだよ。思いもよらない危機の連続なんだ。だけど、その目の前の危機を必死になって1日1日、乗り越えた時に、自分の中に何かが生まれるんだよ。

それは決してひとりで生きているときには生まれないものだよ。それは結局何かだと考えてみると、他人に対する責任感だと思ったよ。この責任感と言うものを、自分の人格の中で育てあげたということが、振り返ってみると、結婚して1番良かったことだと思うな。

だから一緒に楽しい時間を過ごしたいとか、どこかに旅行に一緒に行っておいしいものを食べたいとか、そんな期待だけでは結婚にはやはり踏み切れないよ。苦しい時にその困難を乗り越えることの醍醐味って言うものを知るしかないと思うよ。それが結婚する勇気じゃないかな。

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