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情報に強くなることが心を健康にする(その2)

そもそも情報とは何かと言うと、自分の外側で起きていることなんだよ。それは膨大にあるから、コンパクトに分類して整理することが大事で、それを具体的に使えるようにすることが情報力だと思うよ。

だけど、この情報力が、AIの時代を迎えて大きく変化しているんだよ。例えば、アクセンチュアと言う会社の社長さんが言ってたけど、戦略系のコンサルタントはAIに置き換えられて、6割ぐらい削減可能だと言うんだよ。だから情報といっても戦略系の情報を強化しても、これからの時代AIにとって変わられる可能性が大きいんだ。

じゃあこれからの時代の大事な情報の力とは何かと言うと、それは組織行動論的な分野で役に立つ情報だと思うよ。つまり、様々な異質な要素を持った人たちを1つの方向に向けてまとめあげて何らかの成果を出すと言うための情報だね。

これはものすごく難しいんだよ。アメリカのイラク戦争が失敗に終わったのも、結果的に言えば、この組織行動論的な情報が足りなかったからだと言われているんだよ。

具体的に言うと、イラクのシーア派グループの協力を得るための情報が不足していて、イラクを国全体としてまとめ上げることに失敗したんだ。そのためにイスラム国と言う過激派が急激に台頭してきてめちゃくちゃになったんだね。

逆にものすごく成功したのか、第二次世界大戦後のGHQによる日本統治だよ。これはルーズベネディクトと言う人の菊と刀と言うとても優れた日本人に対する組織行動論があったからだと思うよ。この菊と刀は組織行動論の名著じゃないかな。

組織行動論的な情報とは、結局異なる価値観や、文化を持った人たちの、その心の内側や行動原理を洞察すると言うことになってくるらしいよ。

そうなると自分とは異質な文化圏の人たちとどう協調的に理解を進めていくかが大事だね。これでこれに成功したのがNetflixだと言われてるね。あそこの社長さんが書いた本を読むと、異文化理解と言うことにものすごく力を入れてるんだよね。だからインドでも日本でも韓国でもブラジルでも成功したんだね。

情報と言う事の内容も時代とともにますます進化しているから、本当に面白いけれども、難しくて複雑な時代になってきているね。

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