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情報に強くなることが心を健康にする

よくうつ病とか、適応障害とかで職場を離れることになる人がいるよね。そういう人を見ていて思うんだけれども、もう少し情報に強くなれば、そうならずに済むんじゃないかと思うんだよ。

みんな真面目なんだけれども、自分の関心領域から外に出て、情報の幅を広げることが大事だと気づいていないように思うんだ。

だから想定外のことが起きると、そこでパニックになってしまったり、お手上げになるんだね。例えば、学校でいい人ばかりだったのに、いきなり意地悪なタイプが出てくると、そこで対応がわからなくなるんだね。

これは世の中の悪に対する情報不足とも言えると思うんだよ。世の中にはやっぱり、人をいじめて楽しむって言う悪魔のようなタイプが2割位はいるんだよね。運悪くそういう人に当たると言うのもやはり避けられないことなんだよ。

そうした場合にどうしたらいいかと言うのは、学校では教えてくれないんだ。学校と言うのはやはり建前の社会であって、人間は皆いい人だと言う前提でしかものを教えてくれないんだよね。

こんなときには、犯罪映画とか、犯罪小説とかを読んでおくというのが結構忍耐力につながるんだよ。例えば、ちょっと長くて読みづらいけれども、カラマーゾフの兄弟なんかは、悪人を類型化して紹介してる小説だと言えると思うんだ。

女に狂って、女に奉仕するためだったらどんな悪いことをするって言うスケベじじいが、カラマーゾフ兄弟のお父さんだよね。

このタイプの人は、パパ活で引っかかるオヤジタイプだけれども、結構職場ではやり手で、金を稼ぐことについてはがめついんだよね。あるいは節約することに対しては、ものすごく力を発揮したりもするんだよね。だけど、人間的には最低最悪のレベルだよ。

仕事ができると言う事と、人間的に立派であると言う事は決して同じじゃないんだよね。そこを教えないのが学校の1番の悪いとこだと思うよ。

それからどんな悪い環境の中でも、どうやって自分の心の平安を守ったり、その中でどうやって自分を成長させるかを考えると言うことも学校では教えてくれないね。

だけど、小説なんかでは、これはメインテーマの1つだと思うよ。古い小説になってしまうけれども、山本有三の路傍の石とか、下村湖人の次郎物語とか、最近で言えば、鬼滅の刃とか、ブルーピリオドとか、この辺の根性ものを繰り返し読んでいけばいいんだと思うんだよ。

それからアメリカの自己啓発系の本なんかも、やっぱり勉強になるよ。例えば、ノーマンビンセントピールの積極的考え方の力とか、マーフィーのシリーズ、これは三笠書房からたくさん出てるけどね。眠りながら成功するとか、潜在意識の活用方をいろいろ紹介してるけど、これは目の前が真っ暗で、苦しい時に、心の中の考え方をまず変えることで、じわじわと環境を変えていくと言う考え方だから、結局忍耐力というの教えてくれているんだろうと思うよ。

この流れをひいているのが、何年か前に亡くなった上智大学教授の渡部昇一さんだろうね。もう本屋では出てないし、古本でしか買えないけれども、渡部さんの本なんかもやっぱりいいよね。渡部さんが批判していた自虐史観と言うのも、結局暗黒思想だから、環境が悪いし、自分もよくならないということばかりを言っているので、こんな中で暮らしていると、心の病気になってしまうよ。

やっぱり積極的な考え方の力と言うのを自分で学んで、身につけないと、日本の暗黒思想に染まって、泥沼の中に引きずり込まれてしまうからね。

フランシスベーコンと言う人が知は力なりと言ったけども、やっぱりその通りで、情報力と言うのは決して馬鹿にできないと思うよ。

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