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「それをやる」か「そうある」か
常々思うことがある。
「好きなことがあったらその道を極めるのが良い」
それは私にとって幻想に過ぎなくて、過去の記事にも書いたことだが、
その道のプロになることを夢見ずに、日常生活のなかにその好きなことを落とし込みたいと思っている。
好きなことは一つではないし、それらに順位をつけることができない。
順位をつけても、その順位はその都度入れ替わるもの。
例えばパンを焼くことにハマっていた時期には上達することを望んでいても、違うことにハマればパン焼きは続行するけれど、ハマるのとは違う状態になる。
でも散々パンを焼いていたから上手にはなったし、必要なパンを焼きさえすれば、パンを焼く暮らしをしていく人生になるわけで、ハマるのをやめてもそれはとても役に立っている。
プロになるのではない。
好きなことを生活に落とし込む。
金銭的にはメリットはないけれど、これが私の生きる道なのだよ!
そして、市販の美味しいパンにハマったら、自分でパンを焼くことを休む自由もある。 それも幸せ。
きっと私の理想は、何かを勉強してそれを仕事にすることではなくて、
それをする生活をする人であることなんだと思う。
「やる」より「ある」
ということなんだと思う。
そこに他人はいるのだろうか…。
自己満足こそが幸せ!
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