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絶望

ぼくは泣いた
絶望にぶたれて泣いた
声にならない声で泣いた
大事なものを大事にできない
忘れたくないことを忘れた
たとえ、いのちに意味がなくても
誰かにとっての意味になりたかった
いくつもの生命の犠牲の上に生きる僕が
この世界にとっての何者かになりたかったと
二度目の絶望にぶたれてまた泣いた


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