コナンオタクがグッズを身に付けられないワケを星的見解で考える

毎年の生きがい『劇場版 名探偵コナン』の2024新作映画がついに公開。
新作映画公開の時期は、グッズにイベントにコラボにと大忙し。マイラブのため、時間も金も惜しまず費やす。

そんなコナンファン歴28年のわたしだが、昔からどうしてもできないことがある。
それは、グッズを身に纏い、推し活をすること。
Tシャツに痛バッグ・ぬいを持ち、見た目から「コナンファンです」と堂々と振る舞うことができない。
まず、シンプルに恥ずかしい。
そして、キモいと思われたくない。
この時代、そんなイメージも薄れてきたかもだけど、やっぱり払拭しきれないよね〜という個人の感想。どうしても『電車男』の山田孝之的なオタクイメージが強すぎる。Tシャツなどを買うこともあるが、着るのは家の中のみ。トップ画はUNIQLOのUTコラボ。まだ袖すら通していない。
「てめぇ、ファンのくせに」とファン仲間から迫害を受けそうな告白だが、こればっかりはなぜか変えられない。

コナンイベのため訪れた
「USJ」での精一杯の推し愛表現

で、この譲れない感覚の正体が、星読みの勉強によってついに判明。
それが、アセンダントというものだった。

アセンダント（Ascendant、AC、ASC）とは？

下写真のホロスコープでいう、黄色のライン。
東の地平線上。日が昇るポイント。
そのポイントがなんの星座になるのか、近くに天体はあるか、アセンダント星座の支配星はなにかetc.を星読みします。
具体的に読めることはこんな感じ。
　・その人の雰囲気や第一印象
　・生まれつき持っている素質
　・無意識の振る舞い、自己演出　etc.

このホロスコープでいうと
アセンダント星座は「天秤座♎」

「いわゆる太陽星座と何が違うんじゃい」という疑問を抱く人もいると思うのだが、アセンダントはより外見的・表面的で、自然と“そうしちゃってる”感覚。対して太陽星座は自分が目指すべき方向。“こうなりたい”という感覚に近い。

「最初は◯◯っぽい人だと思ったけど、仲良くなってみたら全然ちゃうかった」ってよくいわれる人は、アセンダント星座と太陽星座（オフィシャルの自分）、もしくは、アセンダント星座と月星座（プライベートの自分）にギャップがあるのかも。

個人的な体感として「当たってる！」と思うのは、アセンダントの方。

ただ、アセンダントは出生時間がわからないと算出できないのが難点。
2時間（2時間×12星座＝1日）で星座が変わってしまうので、ご両親に聞いたり、母子手帳を確認したりして、正確な出生時間を把握しておくのが◎。

アセンダント星座別ざっくりキーワード

読み方はいろいろあれど、アセンダント星座が何かがわかるだけでも、十分その特徴がわかる。
12星座それぞれの雰囲気や印象（一部）はこんな感じ。

●牡羊座（支配星：火星）
ピュア、子どもっぽい、スポーティー、好戦的
●牡牛座（金星）
マイペース、おっとり、こだわり屋、頑固
●双子座（水星）
知的、コミュ力おばけ、好奇心旺盛、飽き性
●蟹座（月）
感情豊か、仲間想い、愛嬌たっぷり、心配性
●獅子座（太陽）
目立つ、華やか、エンターテイナー、わがまま
●乙女座（水星）
優等生、常識人、献身的、批判的
●天秤座（金星）
おしゃれ、気遣い、上品、人目を気にする
●蠍座（冥王星）
ミステリアス、セクシー、寡黙、何を考えているかわからない
●射手座（土星）
おおらか、豪快、楽天的、大雑把
●山羊座（土星）
真面目、正統派、粘り強い、面白みにかける
●水瓶座（天王星）
個性的、理論的、自由を愛する、アマノジャク
●魚座（海王星）
超優しい、癒やしの存在、ふわっとした印象、流されやすい

無意識の価値観・譲れない信念がわかるかも

んで、冒頭に話を戻す。わたしのアセンダント星座は天秤座。「おしゃれ・気遣い・上品」という第一印象を持たれる（らしい）。実際、ありがたいことにファッションやネイルなどを褒めてもらうことが多い。
そして実感ありまくりなのが、人目を気にするということ。
自分の見た目や振る舞いについて、めちゃくちゃ気を遣う。認めるのはダサいが、たしかに、センスあるおしゃれな人と思われたい自分がここにいる。
昔、地元メディアの編集長としてテレビに出させてもらったことがあって。出番一瞬なのに、放送後に速攻エゴサした。そして「あの人、テレビ映り悪いね」という知らんおっさんのツイートを発見してしまい、数週間えらく落ち込んだ。
（そのツイートのスクショは今でも持っているが、これはきっと太陽蟹座の“敵は末裔まで呪う”気質に違いない（笑））。

これまで「誰も見てない」「気にしすぎ」と、親や友人に何度言われたことか。全身コナンに身を包み、推し愛を表現してみたいという願望もある。
それでも、【よく見られたい】という気持ちと、わたしなんかの自己満によってコナン＝ダサい、と思われたくないという、譲れない信念が勝るのだ。
※あくまでも星読み視点から語る個人の見解2024。全身で「好き」を表現できるファンはすばらしいし、公式の鏡だと思います

同時にアセンダントは【こう思われたくない】という価値観もわかる。
同じく編集長時代、社長の前でプレゼンするという大一番で、ギャン泣きしたことがある。自分なりの企画アイディアを発表したものの「あなたはどうしたいの？自分の意見はないの？」と社長からひとこと。

当時のわたしは、編集長としてやりたいことがわからず、読者と会社・まわりの反応を気にして、世間的正解・無難なことしかできていなかった。核心をついたフィードバックに、「ひっくひっく」と涙が止まらなくなり、隣にいた後輩が気まずそうに背中をさすってくれた。

アセンダント天秤座の「気遣いできる・空気を読める」という特徴の一方で、人に合わせられるがゆえに「自分がない」と思われたくない。当時自分でも不思議なくらい泣いてしまったのだけど、今思えば、このアセンダント星座の、無意識な感覚だったんだろうなぁと大納得したのであった。

とまぁこんな感じで、無意識ではあるけれど、自分の大切な信念や価値観がわかるアセンダント。そのほか、似合う色やファッションもわりと当たるので、自分のアセンダント星座をうまく活用すれば、有効なセルフプロデュースもできちゃうかも。
星読みといえど、現実世界で実践的に使えるアセンダント。ぜひうまく活用してみては。

＊［ホロスコープ  無料］とかで調べると自分でかんたんにアセンダント星座が調べられます