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進級・進学は学校復帰にちょうどいいタイミング?

そろそろ進級や進学が現実味を帯びてきて、親子ともに不安になりやすい時期だと思います。
よく言われるのが
「進級・進学は学校復帰によいタイミング」
という話。
確かにみんなが同じ位置に立つので、しれっと学校に戻りやすい環境だと思います。

環境的には良いけど

でも、本当にそうなのかな?
自分の子どもはどう思っているんだろう?
と、子どもの心に目を向けて、その言葉を疑ってほしいです。

なぜなら、
誰一人として同じ不登校はないから
です。
もっと言えば同じ子どもはいないから。

タイミングは子ども自身を見てないとわからないのです。

子どもが行けそうって言ってる!

子ども自身が
「新しいクラスになったら行けそう」
「学校や担任が変われば行けるかも」
っていう場合もありますよね。

このパターンは期待してもいいでしょ?
と押したくなってしまいますが
わたしは1番注意が必要だと思っています。

なぜなら、親が態度で
「学校へ行け」
と言ってしまっている場合は
親に氣を遣って言っている可能性があります。
その状態だと無理をしかねません。

無理して学校へ行くと、さらに状態が悪化することもあるので慎重に。
わが家は抱えたり車に押し込んだり手を引っ張って連れて行ったあとは、荒れまくってました。笑

親の不安をぶつけるだけの言葉はかけない

子どもが行くと言った時に心配になって
「本当に行ける?大丈夫?」
なんて聞く必要はありません。

だってそれ、
「わたしはあなたが学校に行けないと思ってる」
と言ってるのと同じだから。
親が不安に思っていることを口にしただけです。

こんなこと言われたら、せっかく行こうと思ってても行きたくなくなるに決まってるよねぇ。

行くと言っていても無理だと思ったら、子どもが自分で判断して行くのをやめます。
親の圧に負けて行った場合、それがきっかけで行けるようになることもあるし、また休むようになることもある。
そうしたら、その時に態度で行けと言うのをやめればいいんです。

言ってしまったものは仕方ない。
取り返せないし取り消せない。

進級・進学は再登校しやすい時期でもあるけど、無理しやすい時期でもあるので、
こんなときほど氣にかけてあげたいですね。

新しく始まる季節に心躍る人が1人でも増えますように。

2024.04.01

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